こんにちは。a-box-of-chocolateです。本日のテルアビブは気温37度、カラッとした気持ちのよい暑さです。現在、イスラエルは長い長い祝日期間です。官公庁や学校やお休みなので、春休みといったところでしょうか。
ユダヤ教三大祭りの一つ、【春のペサハ】
ざっくり言うと、ペサハは「出エジプト記」に基づく伝承をお祝いする日です。英語ではpassover,日本語では過越祭(すぎこしのまつり)と呼ばれているそうです。「過ぎ越し」という日本語訳がなんともぎこちないフレーズに聞こえますが、私はイスラエルに来るまで、この祝日のことは知りませんでした。夏の七週の祭り(シャブオット)、秋の仮庵の祭り(スコット)もあるそうなので、イスラエルは祝日が多いなぁと感じます。
今週月曜日(22日)の日没から祝日がスタート。月曜日は、シャバットと同じように15時前にはほとんどのお店が閉まっていました。ユダヤ教の人々は、この祝日期間中はお祝い用の食事をとって、家族で過ごすのがテッパンだそう。日本でいうところの盆暮れ正月みたいなものでしょうか。詳しくは「日本イスラエル親善協会」のホームページにて解説されています。
https://japan-israel-friendship.or.jp/special/festival/1652
こちらの英語サイトには、「セデル」という特別な祝宴をどのように盛り付けるか?という解説動画も載っていましたので、興味がありましたらご覧ください。
ペサハ期間中の日常生活
【祝日】とされているのは、22,23の月曜火曜、そしてペサハ最終日の29月曜日です。それ以外の日は、がっつり休んでいる人と、平日として働いている人に分かれているようです。交通量はいつもより断然少ないので、自宅にいる人も多いのかもしれません。ショッピングモールやスーパーはやっていました。週末の食材もあまり調達せずに祝日を迎えてしまったので、今日はお店が開いててよかった!と思ったのですが。
小麦粉は、街から存在を消される。
「出エジプト記」には、ユダヤ人は街から追い出されるときに【パン(酵母)が膨らむのを待つ時間もなく、イーストなしのパンを食べてすぐに出発した】というストーリーがあり、それを忘れないためにもこのペサハ期間中は「小麦粉でできたパン」は食べないそうです。なので、、、コーシャというユダヤ教徒向けの食品を取り扱っているスーパーでは、ペサハ期間中は小麦商品が売っていないのです。
売っていない、というか、厳密には売り場を隠しています。私がよくいくスーパーもまたしかり。焼き立てパンが売っているコーナーはもちろん閉鎖、代わりにスナック菓子が陳列されていました。。。
パンらしきものは一応あって、とりあえず買ってみたのですが、小麦粉ではなくて、じゃがいも(でんぷん)、とうもろこし粉でできているパンでした。イーストは入ってるのですが、それはいいのでしょうか?ユダヤ教の人々は、「マッツァ」という固いパンを食べるそうですが、それらしきものは売っていませんでした。ちょっと試してみたかったです。
ロシア系スーパーはコーシャではありませんので、いざとなったらそこへ!
Tiv Taamというロシア系のスーパーは、コーシャ商品でないものもたくさん取り扱っています。ペサハは関係なく営業している店舗がほとんど。祝日直前に、郊外にあるこの店舗に行ってきたのですが、イスラエルに来て初めて豚肉を見ました!
1kg,119.9シェケルという超高級なお肉を買いました!143シェケル。約1.2kgの豚肉が、5,800円(^_-)-☆大切に大切に食べなければ…!!
豚肉が恋しいほど日本を離れてから時間が経っていないし、ここまでして豚肉が食べたいか?という疑問をもつほどです。笑 そしてなぜか、これだけ脂身があるように見えたお肉なのに、フライパンに乗せてもほとんどギッシュにならず。バラ肉の、あのじゅわーっとした肉汁もなかったです。。。
様々な異文化体験こそ、駐在生活の醍醐味。
祝日期間のローカルルールなどもよくわからず、流されるままに生きています。笑
とにかく文字が読めず、見た目だけで情報が判断できずに、原材料や味がよくわからないものも、たまーに購入してしまうのですが・・・それもまた面白い体験、ということで、生活の糧にしていきたいと思います。来年の春のペサハの時期には、もう少し現地の習慣に触れられるようなイベントに参加出来たらいいなぁと思っています。日本もまもなくゴールデンウイークですね。祝日はしっかり休んで楽しみましょう!
コメント