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【イスラエル駐在7ヵ月】海外駐在生活、太る?痩せる?イスラエルの食生活とダイエット!

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【イスラエル駐在7ヵ月】海外駐在生活、太る?痩せる?イスラエルの食生活とダイエット! テルアビブ日常生活

こんにちは、a-box-of-chocolateです。イスラエルを取り巻く国際情勢は相変わらずで、いつまで経っても収束の気配がないハマス&ヒズボラとの戦争、宙ぶらりんの人質解放、やった・やられたの応酬が止まらないイランとの関係…これが当たり前になってはいけない、と何度となく自分に言い聞かせてきましたが、気づけば「これが普通」になってしまいました。”普通”のスタンダードに違和感を抱きながらも日々の生活で気になるのは、食事であったり、子どもの学校生活であったり、休暇の予定であったり。住むところ変われど、一般市民の関心事=自分の生活が一番です。そんな個人レベルでの健康管理の話として、今日は「海外での体重コントロール」にスポットを当ててみたいと思います。

イスラエル駐在生活=自炊ほぼ100%。それでも体重増加が止まらない駐妻の話

駐在生活や海外留学経験のある方、または現在進行形の方は、「海外 太る なぜ」等で検索したことがある人も多いのではないでしょうか。まさに最近の私は検索しまくっています。

単刀直入に言って、私はイスラエルに来て半年少々で3㎏増加。今年初め(2024年1月)から比べたら、4kg以上太りました…(涙)。元来の私は、BMIの基準値で言うと20~20.5くらいの「普通体重」で、下半身太りがコンプレックス…という体形です。そこから約4kg増加して、BMIジャスト22。日本肥満学会がいうところの「最も病気になりにくい体重」の範疇なのですが、鏡に映る自分、明らかに太ってる!顔がパンパン!ズボンやスカート、もうちょっと緩かったはずなのにパツパツ!体重増加が確実に見た目に反映されていて、ショックを受けているところです…。

肉屋で買った、鶏肉3キロ。すごい重たいんですけど??

イスラエルだけ重力の比重が異なっているのでは?息を吸ってるだけでも太るんじゃないの?というくらい、簡単に体重が増えていく恐怖。レストラン等での外食はほとんどしておらず、自炊をかなり頑張っているにも関わらず…。国民の13%がベジタリアンの国・イスラエル(世界で五番目にベジ率が高い)に住んでいるのに、なぜ私は太り続けるのか?その原因は、実は…心当たりが明らかなのです…。

原因①ストレス

「ストレス太り」は、海外にいるかどうかに関わらず、誰にでもどこでも起こり得る問題かもしれません。私はストレスを感じると、自覚できる程度に過食に走る傾向にあります。PMS(月経前症候群)にも打ち勝てず、気づいたら暴飲暴食気味になって、特に甘いものばかり口にしがちです。「ほんのちょっと」のつもりが、塵も積もれば山となる、体重や脂肪となってダイレクトに自分の一部になっているのです…。

過去の経験からしても、「ストレスを感じる→食べることでストレス解消→結果として体重増加」は、私の中ではもはや鉄板ネタ。性格や体質もあるのかもしれませんが、どちらかというと太りやすいのに、食に楽しみを見つけたいタイプなのです。

コロナ禍をヨーロッパで過ごしていた時は、ロックダウンを含めた制限付きの生活で、数か月で3~4㎏簡単に太りました。今では笑い話にできますが、大学時代にアメリカ留学していたときは、10か月間のアメリカ生活で最大12kg増量。この時は学生寮に住んでいたので全く自炊することができず、寮のカフェテリアで食事をしていたので、絵に描いたようなアメリカの食事(バーガー、ピザ、シェイクetc)で激太り。英語が十分に理解できず、授業について行くだけで精いっぱいで、常に課題に追われていた留学時代。心身へのダメージも苛烈で、最初の学期で生理が止まり、食事は常にカロリーオーバー、日本から持ってきたジーパンが履けなくなるほど太っていました。それなのに周りのアメリカ人の学生はもっと肥えているため、自分がヤバい体形になっていることにも気づきにくかったのです…。年末に学生寮を出なければならず、その前年に短期留学したカナダのホームステイ先にもう一度お世話になることにしたのですが、そこのホストママが、空港に現れた私を見て一言。「大きくなったのね…誰だかわからなかったわ!」と…。あ、やっぱり私、太ってるよね?と自覚したエピソードです笑。

このように、海外に出て生活をすると必ずと言っていいほど体重が増えてしまう私。今度こそは!と思って気を付けていたにも関わらず、歴史は繰り返されました。環境の変化に適応しきれないイライラや漠然とした不安などを「食べること」を捌け口に解消してしまうのです…。健康上、非常によくない傾向です。

原因②食事の内容

塩分、脂肪分過多!

さて、ストレス発散に食べまくるとはいえども、千切りキャベツをモリモリ食べたり、こんにゃくをかじり続けたりしても、きっと太らないはずです。結局のところ「ちょっとつまむチョコレート」「食後のデザートにアイスクリームを楽しむ」といった間食が多いせいだなというのは、薄々感づいています。さらに、日本食よりも圧倒的に多い「味が濃い食事」。自炊をしていますが、コスト的に和食だけを食べているわけではなく、小麦粉を使った食事が増えていることも原因の一つかも?と感じています。

ハード系のパンやフランスパンは、美味しいのですが何もつけなくても「しょっぱいな」と感じます。日本の食パンや菓子パンのような甘いパンはありません。甘い=バターたっぷりのテカテカのクロワッサンや、ジャムたっぷりのパティスリーがメインなので、何を食べても塩分か脂肪がたっぷりです…。そんなハード系のパンに、さらにバターを塗って食べている私…!一体、朝食に一切れのパンを食べただけで、どれほどの塩分と脂肪分を取っているのだろうか?と意識してからは、バターを塗るのは控えるようになりました。

この赤いマーク、ほぼすべての食品についています

さらに、塩、砂糖、脂肪分が多く含まれる市販食品には、上記の写真のように赤い警告マークがついています。消費者の健康管理への注意喚起が目的なのでしょうが、マークなしの食品のほうが少ないのでは?というほど。これらの食べ物を一切とらない、という極端なことはできないのですが、摂取する際は塩分や糖分を意識しよう、という啓発にはなっています。

そして塩分摂取量が多い=必然的に身体が浮腫みやすくなっているのか、なんとなく手足がだるい、身体が重いと感じることが多いです。老廃物がそのまま脂肪やセルライトになって、私を成長(肥大化)させてくれています…。

冷え性には辛い…身体を冷やす野菜が圧倒的に美味しい国・イスラエル

私は胃腸が疲れやすく、特に夏場は冷たいものを多く食べると胃腸薬が手放せなくなるほど胃痛に悩まされるのですが、イスラエルの野菜や果物は、生のまま摂取すると冷えるものばかりです。

漢方医学(東洋医学)的な考えに基づく「食材の分類」によると、中東(暖かい国)で産出される野菜のほとんどが「身体を冷やす野菜」に分類されます。イスラエルでおいしいなと感じる野菜(トマト、なす、きゅうり、ズッキーニ、レタス、パプリカなど)は、水分が多くてカリウムが多め。利尿作用が高く、体内の毒素や水分(汗)の排出効果があるため、結果として身体が冷やされる効能が高い野菜に分類されます。いわゆる「夏野菜」ですが、イスラエルでは通年で回っていて、しかも瑞々しくて美味しい!生野菜サラダも美味しいのですが、胃腸が弱めの私、できれば身体を内側から温めたいのです…。

揚げナス&ゆでたまご、野菜もりもりのサンドイッチ・「サビーフ(Sabich)」。美味しいんだけど、、、量が多くてめっちゃしょっぱい。

ちなみに果物も同様です。スイカやキウイ、マンゴー、パイナップル、レモン、メロン、グレープフルーツ、柿など。どれもこれも「イスラエル産」の果物がとっても美味しいのですが、「身体を冷やす果物」ばかり。甘いお菓子も好きですし、冷え体質を助長する食生活まっしぐら…!

色鮮やかなズッキーニ、なす、パプリカ。おいしいけど冷えます。
イスラエルに来てフルーツをたくさん食べるようになりました。

鮮度が高くて美味しい野菜や果物が多いので積極的に摂取していますが、野菜はなるべくスープに入れるなどして加熱して食べるよう心がけています。生野菜+ドレッシングで摂取しがちな塩分・カロリー過多を避けるなど、ちょっとした調理の工夫も必要です。

そう思うと、「味噌汁」を中心とした日本食の「出汁文化」って素晴らしいなと改めて思います。煮物料理に至っては、ごく自然と「身体を温める食材」の宝庫になっているわけですし。母国で慣れ親しんだ調理方法や普段食べている食材が、どれだけ理に適っているのか思い知らされます。

原因③運動不足、消費カロリー不足

原因①②=食事内容や量の変化が体重増加に直結していることは明白ですが、自宅で食べる分には小盛りにして量を調節し、カロリー摂取量は「あすけんダイエット」に登録して、おおまかですが食べている量の可視化にも努めています。こちらのアプリ、レコーディングダイエットとして非常に有名で有能なのですが、日本で市販している食材しか対応していないため、現在はあくまで「摂取カロリーの目安」として使っています。また、運動量を記録すると消費カロリーの目安を教えてくれる機能も重宝しています。

「あすけん」によると、私の基礎代謝はわずかに1087kcal…!!40代女性の平均は1160kcalと言われているので、息吸ってるだけで太る説=基礎代謝が低すぎて、摂取カロリー分を消費していていないから…?

というのも、日本では保育現場で働いていた私。「身体活動レベル」も「一日の消費カロリー」も、今とは比べ物にならないくらい多かったと思います。運動好きではないのですが、健康のためにテニスにも精力的に取り組んでいました。保育の仕事週4+テニス週2という圧倒的な活動量から、家でぐーたらしている駐妻に成り下がったのです…。食べている量が同じでは、太る要素しかない。このままではマズイと思い、数か月前から午前中は海まで散歩したり、ユーチューブでヨガや宅トレ系動画に取り組んだり、意識的に身体を動かすようにしています。効果は…ないも同然ですが(涙)。変わってしまった生活習慣が、体調・体重管理を困難にしています。

原因④睡眠不足

生活習慣の観点から考えると、私にとっての死活問題、それは「睡眠不足」。「熟睡できた」と感じられることが少ない、目覚めると疲れている、スッキリしない、目の下のクマが取れない、などなど…。「睡眠リズム」の悪さから不調を感じることは多々あります。加えて、ここ数年悩まされている「睡眠中の食いしばり」のせいで、朝から顎や首周りが重たい、頭が痛い、と不調のオンパレード。さらに睡眠が不十分だと太りやすくなる、とまで言われています。踏んだり蹴ったりです。ちなみに、お弁当作りがあるので毎朝5時~5時半の間に起きています。

https://www.suntory-kenko.com/column2/article/4952

イスラエルに来て最初の2、3か月は、途中覚醒がひどくて、連続で眠れても3時間程度、そのあとずっと寝付けずに朝を迎える…という最悪な時期がありました。時差ボケの期間をとっくに過ぎているのに続く「不眠」。そのせいで心身ともに不安定になりがちでした。さらに真夏になると、夜間もエアコンをつけっぱなしにしても暑くて目覚めたり、エアコンの風に当たりすぎて身体がだるくなったり。思い返せばこの7か月間、快適に眠れたことはほぼ無いです。こうした私の睡眠不足・不眠傾向も、食生活や体形にまで影響を及ぼしているのでしょう。

あまりにも睡眠時間がばらばら・不安定なので、ポケモンスリープにも取り組んでいます。睡眠時間が長くなるほど、カビゴンが成長していく。そのゲーム感覚で「早く就寝しよう」という意識が高まりました(単純にハマりました笑)。ポケスリを始めて4か月、入眠までにかかる時間はだいぶ短くなったものの、やはり夜中に必ず1、2回目が覚めます。睡眠時間6時間程度は、日本では珍しくないのかな?と思いますが、熟睡感が少ないせいで健康とは程遠いのです…。

ところで、イスラエル人も不眠に悩む人が増えている、という記事を見ました。昨年10月の戦争開始以降、国民の約半数は睡眠時間が6.5時間以下という調査結果…。夜中にミサイル警報やサイレンが鳴ることも多いし、テロへの恐怖や不安から不眠症に陥る傾向に。夜間に安心して眠れない環境なのは、本当に辛いことです。

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日本で暮らせば元の体重に戻れると信じて。現状維持に全力投球!

さて、今回は「駐在生活で太る原因」をいろいろと検証してみました。食生活にオーバーラップして、睡眠時間や運動習慣など、結局のところは「基本的生活習慣の崩壊」が太る原因、と結論付けられると思います。私個人としては、趣味で続けていた定期的なテニスレッスンやハードな仕事を辞めてしまったことで、1日の活動量が圧倒的に減った(=消費カロリーが少なすぎる)ことが要因かなと思います。そうやってできたヒマな時間に、お茶タイムと称して飲食する回数が増えてしまったわけです。反対に運動大好きな人ならば、ワークアウトに費やす時間を増やせる=駐在生活は瘦せるチャンスでもあります。

ちなみに、同じ家で同じものを食べている夫は、日本にいたときより5~6キロ減量。殺意沸くほどの激やせ!!定期的に運動しているわけでもなく、するっと体重落ちたそうです。本人曰く、お米やラーメンなどの炭水化物摂取量が減ったし、食事の時間も規則的になったから?と。日本では労働時間も通勤時間も長く、夕食の時間も今と比べてかなり遅かった。それに連動して睡眠時間も短かったため、今の方が生活習慣がマシになった=体重減少につながったのかもしれません。そういうパターンもありますので、駐在生活=太るかどうかは、人によります。

こんなふうに体重増加ばかり気に病んでいると、それがまた新たなストレス!!外国に来てまでストイックな生活したくない!と、自分を甘やかしてばかりの私なので、痩せるのは無理です笑。心身ともに健康でいるほうが重要なので、食生活も含めてイスラエルを満喫したいのです!

激太りしたアメリカ留学生活も、コロナ禍太りしたヨーロッパ駐在生活も、日本に帰国して半年くらい普通の生活をして、意識的に運動多めに取り入れていたら、元の体形に戻れました。だから今回も、生まれ育った国で普通に暮らせば、どうにかなるんじゃないかな~!?と、希望的観測も含めて楽観的に過ごしていきたいと思います。どんなときも、自分は自分!というマインドで。

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