【イスラエル駐在1年3か月】イスラエルの「娯楽」といえば「ビーチ」!テルアビブから行ける地中海沿岸ビーチ3選♪

こんにちは、a-box-of-chocolateです。夏真っ盛りのテルアビブ、外を歩く人は「究極の薄着」を求める季節となりました。(笑)
女性の服装は、もはや水着か下着かわからない!というほどの薄着っぷりです。男性は半裸の人も多いし、セグウェイや電動自転車は上半身裸+リュック、という恰好で颯爽と乗りこなす人も多いです。
直射日光ギラギラ、紫外線もかなり強いため、肌へのダメージも強烈ですが、そんなの関係ねぇ!焼けてナンボ!!と言わんばかりに、ビーチでもプールでもひたすらに日焼けを楽しむ人であふれかえっています。
日焼け止めを塗っても、ちょっと外を歩くとすぐに焼けるほどなので、私は普通に紫外線対策(+エアコン対策)としてユニクロのUVカットパーカーも着ています。シミは増えるわ、紫外線のダメージで髪の毛はぱさつくわ、本当にいいことないのですが…、この「太陽の国・イスラエル」で紫外線を気にせず生きる道を選べたら、さぞ楽しいだろうなぁ!と思います。
さて、そんなイスラエル人が最終的に行き着く場所は、もちろん「ビーチ」!裏を返せば、ビーチ以外行くところないよね…というほど娯楽施設がないテルアビブ(涙)。日本のエンタメ充実度は本当にすごいなと実感します。
毎日毎日、地中海までちょっと散歩やランキングを楽しみ、アイスクリームやコーヒーを嗜み、ビーチで海風に当たる。そんな暮らしも十分に贅沢だと思うのですが、それ以外の世界(=日本)を知ってしまうと、やはり退屈だな~と思ってしまいます。隣の芝生は青く見えますね。
そんなワガママ駐妻がテルアビブで迎える二回目の夏。ビーチしか行くところないのなら、ビーチを開拓するしかない!というわけで、これまで訪れたビーチをご紹介します!
目次
ビーチパラダイス、イスラエル☆パラグライダー、サーフィン、ビーチバレー。「イスラエルのエンタメ」の宝庫!
①テルアビブ市内(テルアビブ・ビーチ)
言わずと知れた有名なビーチ!テルアビブ市内の沿岸部、南北に続くビーチエリアです。
週末は車で行くのは無謀かな?というほどの込み具合です駐車場が見つからない)。バスもたくさんあるので、交通アクセスは抜群。私はいつも徒歩か自転車で行きます。
テルアビブ市内の高級ホテルや、各国の大使館も数多く集まるリゾート地。いつも明るく楽しいパリピが多いエリアなので、ノリノリ・アゲアゲの雰囲気を楽しみたい方にはぴったりです。(若者多めです。)
ビーチバレーコートや筋トレ施設も充実しているので、スポーツアクティビティを楽しみたい方にもオススメ。
日陰のベンチから眺める海、潮風に吹かれながらボーっとするのが私の日課です。
ゴードンビーチと呼ばれるエリアの端っこでは、サーフィンやカヤック教室も開催されています。地元の子どもだと思うのですが、サーフィン習っている子はたくさんいます!
私のお気に入りの景色の一つです。市街地からビーチまでも簡単に歩いて行けるのですが、住宅地を抜けるとそこは海!!という開けた景色が、最高にきれいです!
ビーチ沿いには、高級ホテルをはじめ、カフェやレストランもたくさんあるので、食事を楽しみたい場合もオプション多数!ビーチチェアーやパラソルは有料ですが、無料のベンチやシャワー、トイレもあります。
デメリットは、人が多すぎることと、ビーチ全体がややゴミ多めなことです…。平日はそうでもないですが、週末はイモ洗い?というほど、ひと、ひと、ひと!水中も場所によってはゴミが浮遊しています…。
しかしながら、ここは私のテルアビブ散歩コースの一部でもあるので、もはや「立派な生活圏」。徒歩で行ける範疇に地中海があるなんて、やはり贅沢ですね。
チャールズ・クロア・パーク (Charles Clore Park)
テルアビブビーチの南端に位置するこの公園。私のお気に入りスポットです。遊泳ゾーンはありませんが、ビーチの断崖からは何も遮るものがないので、海もジャッファも一望できます。
多くのイベントもこの公園で行われていて、「独立記念日」に大勢の人がバーベキューを楽しんでいた場所でもあります。
6月には、この公園を中心に世界最大のLGBTパレードも行われるはずだったのに…。戦争で中止になってしまいました。残念です。
何も考えず、ぼーっとしたい時によく訪れる場所です。
芝生の緑と、空&海の青さのコントラスト、めちゃくちゃ癒されます。
チャールズ・クロア・パークから臨むジャッファの眺めも最高です。
②シャロン・ビーチ(ヘルツェリア)
続いては、テルアビブの北のエリア、「ヘルツェリア」にあるビーチ。ここも、ヘルツェリア・マリーナからノフ・ヤムのあたりまで、南北に長いビーチが形成されています。
ヘルツェリアは比較的高級住宅地なのもあるせいか、テルアビブほどの人出はなく、ビーチも静かです。ウェイウェイ系ではなく、しっとりと海の音を楽しみたい、海辺をゆっくり散歩したい、そんなときはこちらのビーチに来ます。
De Shalit Square 周辺に車を停めて、歩いて行けます。
ビーチまで続く道もきれいに整備されています。私がよく行く海岸は、無料シャワーはありますがトイレが男女1つ(個室)ずつしかなく、着替える場所がないのが難点。
ですが!イスラエル流ビーチの楽しみ方といえば、水着のままビーチに行き、水着のまま帰ること!これに尽きます^^
こちらは5月末頃の写真ですが、すでに泳いでいる人がたくさんいました。
ヘルツェリア近郊のビーチの方が人出がすくなく、砂浜もきれいです(ソース私。)
Sharon Beach Nature Reserve(国立公園)
こちら、ヘルツェリアをさらに北上したGa’ash(ガアシュ)という地域にあります。
シャロンビーチは海水浴も楽しめますが、海岸沿いは国立公園になっている箇所もあり、こちらのマスト・ビジットです!イスラエル・トレイルがあるので、海を見下ろしながらの散策が楽しめます。
え、ここは本当にイスラエル??という絶景です。私はずっとギリシャ(サントリーニ島)に行きたいと思っているのですが、景色的にはここもギリシャだと思い込めばギリシャでは??と自分に言い聞かせてます。(笑)
散策というか、若干のクライミング感がありますが。この崖の谷間から見える地中海、息をのむほど美しいです。真夏のトレイルは暑すぎるので、むしろ冬~春先の散策がおすすめです。
③ガアシュ・ビーチ Ga’ash Beach
さて、そのシャロン・ネイチャーリザーブのそばには、海水浴場(ガアシュ・ビーチ)もあります。
狭いですが、無料駐車場もあります。駐車場近辺も住宅街で路上駐車できるスペースは十分あるのですが、「駐禁取り締まりエリア」らしいので(地元の人が教えてくれました)、混んでいても駐車場に停めた方が無難です。
駐車場からビーチまでは、ちょっとした崖路を下っていく必要があります。テルアビブ市内と同じく、「道を抜けた先に広がる海」という光景、最高です!
岩場に囲まれたその先には、めちゃくちゃきれいなビーチが!!テルアビブ市内のビーチに比べたら人出はかなり少ないので、けっこう穴場だと思います!
ただ、トイレとシャワーはありますが、売店等は全くないので、飲み物や食べ物、そしてパラソルやシートなども準備必須です。
巨大なタープを持参している人がほとんどでした。
公設海水浴場なので、一応屋根付きの避暑地もあります。監視員もいるので安心です。
そして、シャロンビーチ沿岸はパラグライダーのメッカ!次々とカラフルなパラシュートが降ってきます^^スカイスポーツ体験も充実しているイスラエルです。
水は透明ですごーーくきれいです。最初はひんやりする感じでしたが、外気温が高いので水浴びするのにちょうどよかったです。
ガアシュ・ビーチは「海水浴場(遊泳可能)」の範囲はかなり狭いのですが、ほとんどの人が注意看板を無視してあらゆる場所で泳いでいます(自己責任)。
ビーチサッカー、ピックルボール、ビーチバレーなど、浜辺で運動をしている人をたくさんみるのも、イスラエルならでは。
アクティブに過ごすのも良し、ぼーっと過ごすのも良し。太陽と自然の恵みをたっぷり受けて、こんがり日焼けするのも良し。地中海沿岸のリゾートならではの過ごし方を楽しめます!
※クラゲに注意!
さて注意しなければいけないのが、クラゲ!イスラエルの海はクラゲ大量発生地域で、6月末から7月上旬がピークです。6月下旬にガアシュ・ビーチを訪れたのですが、夫はクラゲに刺されました…。(クラゲ発生ピークだとは知らずに行ってしまいました。)たしかに、浜辺にもクラゲの絵が書かれた旗がはためいていたのですが、注意喚起だったようです。
クラゲマップなる情報もあるので、ビーチを訪れる際には十分注意してください。日本でみかけるクラゲより巨大で、Wandering Thread (Nomadic Jellyfish)と呼ばれる一番よくいるクラゲの種類は、最長90cmもあるそうです!
かなり巨大で、ブヨブヨして気持ち悪い見た目です…。
なお、クラゲに刺されたら、まずは海水で患部を洗い流し、クラゲの触手や棘が残っていたら、そっと引き抜く。それから冷やす。これが応急処置です。
海派も山派も、スポーツ派も。とにかくビーチを目指そう!
日本で暮らしている間は、関東に住んでいたものの「海水浴」なんて数えるほどしか行ったことありません。太平洋の海がそこまで奇麗ではない、というのも大きな理由ですが、遠いし日焼けしたくないし、一日がかりの「レジャー」が億劫すぎて…という気持ちでした。
そんな私が週3はビーチに繰り出す生活へと変わりました。なんなら、自宅のバルコニーからも地中海が見えますし、ついに私も「水着を着てビーチまで自転車で繰り出す」というイスラエル流にシフトしました(笑)。「ビーチしか行くところない」のではなく、「ビーチを思う存分堪能してやる!」というマインドです。
ちょっと海に浸かって、シャワーを浴びて砂を流して自転車を漕いでいるうちに、体はさっぱり乾く。運動にもなるし、お金もかからないし、とにかくエコですよ~。
「地中海性気候」は本当に快適なのです。イスラエルもそれなりに暑い国ですが、最高気温は32度前後、湿度は昼間は50%程度なので、とにかくカラッとしています!私が小学生の頃の「日本の夏」は、こんな感じだった気がします。
このブログでは何度も言っていますが、イスラエルもギリシャやキプロスみたいに、観光大国にシフトしていけばいいのにな…というほど、美しい自然と観光資源がたくさんあります。イスラエル二年目の夏、この恩恵をめいっぱい受けながら、夏を楽しみたいと思います!