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【イスラエル駐在】1期(1st Quarter)が終了!ハロウィーンイベントも盛りだくさん♪インターナショナルスクール奮闘記(3)

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【イスラエル駐在】1期(1st Quarter)が終了!ハロウィーンイベントも盛りだくさん♪インターナショナルスクール奮闘記(3) インターナショナルスクール

こんにちは、a-box-of-chocolateです。一気に秋の気配が近づいてきたテルアビブ、気温も湿度も急激に下がり、室内の湿度は25~35%程度と乾燥しています。昼間は25℃前後、まだまだ半袖の陽気です。さて、8月中旬からスタートしたインターナショナルスクール、10月はホリデーのおかげでほとんど行っていないにも関わらず、1期(1st Quarter)が終了しました。その間、子どもは一日たりとも休まずに通学できました(拍手)!ということで、今日はインターナショナルスクールのカリキュラムや授業について、詳しく解説していきたいと思います。

インターナショナルスクール(ミドルスクール)のカリキュラム、成績評価について

まず大前提として、日本の中学校とは異なり、わが子が通うインターナショナルスクールは4期制です。学期の区分は、おおまかに以下のようになります。

  • 1期(1st Q)… 8月~10月下旬
  • 2期(2nd Q)…10月下旬~1月中旬
  • 3期(3rd Q)…3月下旬
  • 4期(4th Q)…3月下旬~6月上旬

Report Card(通知表)は、半期(=semester)に一度、1月と6月に出されます。そして1期目と3期目の終わり(10月末と3月末)には、Progress Card(経過報告書)が発行されます。(という案内があったのですが、もらってません…笑)

常日頃からどのように成績がつけられているかは、子どもも親もPowerSchoolで確認できるので、単元ごとに何ができて何ができていないのかは一目瞭然です。

履修している科目について

現在、子どもがミドルスクールで履修する科目は、以下の7教科です。

  • Humanities (人文科学 – 歴史や地理、文学など)
  • Math (数学)
  • Science (科学 – Grade 7は生物がメイン)
  • Physical Education (保健体育)
  • Modern Language: Hebrew, Spanish, French (外国語)
  • Performing Arts: Band, Chorus, Drama (表現活動 -バンド、合唱、演劇から選択)
  • Visual Arts (視覚芸術 – 絵画、デザイン、プログラミング)
  • Homeroom/Advisory (※ホームルーム。授業ではない)

外国語の時間は、わが子はEAL(第二外国語として英語を学ぶクラス)にて英語を勉強しています。文法や語法に始まり、プレゼンテーションやスピーチの仕方など、四技能を伸ばすことがメインです。それでも、科目数は日本と比べると少ないです。上記に加えて、技術・家庭科、情報、道徳、総合的な学習の時間など、日本の中学生はもっとたくさんの教科があって忙しいなと感じます。

Performing Artsはいわゆる音楽の授業なのですが、日本の『音楽』のように、リコーダーもやる、歌や合唱もやる、クラシック鑑賞もやる、といった総合的な授業ではなく、「ひとつの活動」にのみフォーカスしているところが大きな違いかと思います。ちなみに我が子は「バンド」を履修していて、クラリネットを吹いています。やったこともない吹奏楽器を英語で教わりながら練習するのがとても大変で、さらに先生も厳しい人なので、かなり苦労しているようです。

Visual Arts(美術、芸術)には、プログラミングの授業も含まれていて、お馴染みのソフト「スクラッチ」を用いてコードについて学んでいます。英語×プログラミングは、実践的かつ非常に有用性の高いコンテンツ。放課後アクティビティにはロボティックス(robotics)というロボコンチームの活動(有志)も盛んで、IT技術を中高生のうちに習得できる環境はかなり整備されています!

PR 英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶ。プログラミング言語=英語ですので、作業しながら身につく英語&プログラミングスキル、まさに一石二鳥です!

一日のスケジュール/時間割について

時間割(典型的なスケジュール例)
  • 8:00 – 8:10
    登校

    スクールバス、親の送迎、徒歩通学など

  • 8:10 – 9:30
    Block 1 (1時間目)

    Band in Music Room

  • 9:30 – 9:40
    Break (業間休み)

    10分休み。片付け、移動、トイレなど

  • 9:40 – 10:00
    ホームルーム

    毎日20分。担任教師の部屋にて

  • 10:05
    移動時間

  • 10:05-11:25
    Block 2 (2時間目)

    Humanities in ×× (担当教師の部屋)

  • 11:25-12:05 
    lunch break (お昼休憩)

    40分。カフェテリアで購入することも可能。外遊びもOK

  • 12:05 – 1:25
     
    Block 3 (3時間目)

    Math in △△

  • 1:25 – 1:40
    Break (業間休み)

    15分休み

  • 1:40 – 3:00
    Block 4 (4時間目)

    PE (体育館、または校庭。取り組んでいるスポーツによる)

  • 3:00
    下校

    自分の通学バスの待機場所へ向かう

  • ~5:15
    ※放課後アクティビティ(スポーツなど)

    任意参加のクラブ活動。別途申し込みが必要。最終バスは17:30出発

上記の時間割に沿って活動します。時間割表は学校側から個別にカスタマイズされたものがあり、そのとおりに自分で教室移動をする必要があります。一日に履修する授業時数は4つの日が多いのですが、基本的に授業時間が1コマ80分と、めちゃくちゃ長いのです。大学みたいだなと感じました。

80分間めいっぱい授業しているのかはさておき、、、一日当たりのトータルの勉強時間で考えると、日本の中学校と大差ないかなと思います。

☆インターナショナルスクール→80分×4コマ=320分。

☆日本の中学校→50分×6コマ=300分。または45分×7コマ=315分。

給食の配膳や片付け、掃除やゴミ拾いの時間はもちろんありません。朝自習、朝読書など積み重ね系の学習時間もないので、教室移動が大変な点を除いては、わりと緩い学校生活だと思います。

インターナショナルスクールの成績評価方法

成績評価をするにあたって、日本の中学校との最大の違いは、「全員が取り組む一斉定期テストがないこと」だと思います。習熟度別の授業もある兼ね合いか、全体の中での相対的位置を測定するペーパーテストがないため、日々の学習の積み重ねや提出物、授業内の小テスト、単元テストを評価されています。

小テストや単元テスト(Quiz)は点数によって成績が可視化されています。点数による評価は日本と同じくらい明確で、100点またはそれに近ければA or A+、80%取れているならB、70%前後ではC、50%以下だとFと言った基準に則って成績化されます。基準点は、教科ごとに先生がシラバスで提示してくれます。

ちなみに、通知表の数値としてつける成績は基本5段階評価です。途中転入等で成績がつけられない場合は、NGとなります。

  • A – Exemplary
  • B – Proficient
  • C – Developing
  • D – Beginning
  • F – Failing
  • ※NG – No grade, see comments
  • ※INC – Incomplete
  • ※P – Pass

子どもの成績の詳細は控えますが、つけられた成績を見た率直な感想としては『点数の付け方が甘いのかな?』という印象です。そもそも英語がパーフェクトではないので、学習してる内容が自分の英語力では理解しきれない、というハンデは大いにあります。例えばペーパーテスト(パソコン使用禁止の筆記テスト)は、文法的ミス、スペルミスなど多々あっても、内容を一生懸命伝えようとしてる点を評価してもらえているのか、○になっていることも。さらに、レポート提出系の課題は、グーグル翻訳使ってOK。そもそも、グーグルドキュメントで作っているので自動スペルチェッカーもあり、100%自力で書くという労力は必要なし。なんでもコピー&ペーストして単語の意味を調べられるし、自分の書きたいこともコピペで翻訳可能なのです…。

『果たしてこれでいいのか?!』と(昭和生まれの)親としては不安要素ではあるのですが、逆にこうしたAIツールを活用せずして、すべての授業を乗り切ることは不可能、という点もまた理解できます。主要教科(数学、生物、人文科学)は語彙力も高くて本当に難しいため、たとえ年齢相当の思考力があっても自分の考えをスムーズに表現できないもどかしさは、中学生にとっては大きな試練です。とはいえ、最初の学期が終わったばかり、まだ本格的に授業を受け始めて約2か月(登校日数は40日少々しかありませんでした)。数値よりも、まずは環境に慣れ、学校生活を軌道に乗せて一日をやり過ごすスキルを身につけられたことが一番かなと思います。

また、テストや提出物のパフォーマンス以外に、Habits of Learning(学習態度)についても学期に最低2回はアセスメントされています。「学習への関心・意欲・態度」もそれなりに重視されていますが、アメリカの公立高校やアメリカンスクールの高等部に進学するのであれば受験はありませんので(高校も義務教育)、日本の中学生ほど『強く内申点を意識する』ということはないのかなと思います。

季節はハロウィーン!アメリカ流イベントが盛りだくさんの10月末♪

さて、2期(2nd Q)が始まった10月末、世間はハロウィーンの季節!ちなみに、テルアビブでは全くと言っていいほどハロウィーンは盛り上がってません!ユダヤ教の国なので当然といえば当然ですが、街中にはハロウィーンのデコレーションは皆無。百均で見かけるようなハロウィーンモチーフの雑貨なども全く売っていませんし、仮装している大人も子供も全くいません。ショッピングモールでのイベントなどもなし。これくらい完全にハロウィーンをスルーしているのも潔くて好きです笑。どちらかというと、日本の盛り上がりやハロウィーン商戦の方が特殊なのかもしれません。

ですが!インターはアメリカンスクール系ですので、バリバリ、コテコテのハロウィーンイベントが目白押しです!

学校全体で一致団結!『Spirit Week(スピリット・ウィーク)』がスタート

みなさんは『スピリット・ウィーク』をご存じですか?私は今回のハロウィーン行事で初めて知ったのですが、アメリカでは定番の学校行事で、『決まったテーマに沿った服装をして登校する一週間』のことです。みんなでテーマを意識することで学校全体を盛り上げる、団結心を育てる、という教育活動でもあるようです。

ハロウィーンと掛け合わせて、今週はお楽しみウィークでもあるようです。日本人の感覚からすると、気恥ずかしさ満点のイベントです…。幼児ならともかく、中高生になってパジャマで登校するとか、面白いカツラをかぶって登校するとか、思い切りのよさがないと超えられないハードルでもあります笑。日本でもハロウィーンブームに乗れなかった我が家ですが、『郷に入っては郷に従え』の精神で、子どもにもワンポイント仮装でいいから参加してみよう、と声をかけました。ちなみにこの活動に参加すると、自分の縦割りチームにポイントが入る、という「団結する」目的も達成できる仕組みになっているようです。

このスピリット・ウィークに連動して、生徒会主導の日替わりイベント(ゲーム、クッキーデコ、ベークセールなど)、放課後ダンスパーティーなど、学校内でも楽しそうな企画が連日用意されています。校内でお菓子を食べたり販売したり、さらに遊びも満喫できるあたり、まさにアメリカ文化体験です。

PTA主催!”Trick or Treat” ならぬ ”Trunk or Treat'(トランク・オア・トリート)”

「トリックオアトリート!」と唱えて、子どもたちがお菓子をもらう。こんな光景は日本でも一般的に浸透してきていると思います。私も、以前の勤務先ではこうしたハロウィーンイベントを何度もやりました。そしてイスラエルに来てから知った、「トランク・オア・トリート」というスタイル。子どもたちが一軒ずつお家を訪ねまわるのではなく、移動可能な自家用車のトランクをデコレーションして、駐車場にてキャンディーやチョコレートをあげる、というやり方だそうです。このほうが合理的ですし、知らない人の家を訪ねるよりとても安全です。

トランク・オア・トリートをはじめ、カーニバルゲームや飲食物の販売など、PTA主催のハロウィーン行事も今週末に予定されています。イベントの運営は、基本的にすべてボランティア。収益は学校に還元される、といういかにもアメリカン!な行事です。自分のトランクをデコレーションしてイベントに参加したい保護者も募集していて、私はとても興味があるのですが、子どもはイスラエル人並みにハロウィーンをスルーしたい派…ひとまず今年は静観予定です。

インターナショナルスクールのハロウィーン行事は、渋ハロのような仮装大会ではなく、子どもを楽しませ、活動資金を寄付で賄うために相互ボランティアで運営する、という目的や意義もハッキリしたハロウィーンイベント。こうした本来の目的に沿った文化的行事を体験できる点は、保護者にとっても大きな魅力の一つだなと感じています。

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