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移民向けヘブライ語教室・Ulpan(ウルパン)。ヘブライ語を最速で習得する!

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移民向けヘブライ語教室・Ulpan(ウルパン)。ヘブライ語を最速で習得する! ヘブライ語学習

シャバット・シャローム!a-box-of-chocolateです。久しぶりの投稿となってしまいました。金曜日=安息日(シャバット)なので、私も今日はようやくほっと一息ついています。というのも、今月からウルパンに参加して、ヘブライ語の学習を始めました。結果的に、毎日毎日大量の復習と課題に追われていて、朝から晩までヘブライ語漬けです。なりふり構わずヘブライ語に没頭する5月となりそうです。

イスラエルの国家プロジェクト・ウルパン=ヘブライ語教室

ヘブライ語教室と言われるウルパン(Ulpan)。そもそもは、イスラエルへの移民支援が目的で行われている語学習得支援システムです。Aliyah(アリヤー)と呼ばれる、ユダヤ人がイスラエルに移住(帰還)するプログラムがあって、Olim Hadashim(オリム、新しい移民)がいち早くイスラエル国に溶け込めるように、「アリヤー統合政策省(The Ministry of Aliyah and Integration)」なるものまであります。正しい日本語訳が何かわかりませんが、要は、国を挙げて帰還民(エルサレムを目指してイスラエルに戻ってくるユダヤ人)を手助けしてくれる様々な支援政策があり、その一つが言語支援=ウルパン、ということです。

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市民大学講座からプライベートレッスンまで、幅広く行われているウルパン

ウルパンは様々なところで開催されていて、大学でもサマープログラムなど開かれた講座をやっているところもあります。大学で習得すると単位認定されるようです。

https://www.runi.ac.il/en/schools/rris/resources-services/summer-hebrew-ulpan
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どのコースも、Olimはバウチャー制度を利用すると、とても安くレッスンを受けられるようです。これからの季節は、1日5~6時間×週4,週5で集中的に勉強するサマーコースも数多く開講されます。

公立(教育省と市が運営)のウルパンもあります。テルアビブ市内だと、ウルパン・ゴードンがメジャーな公設ウルパンです。

Who We Are - Ulpan Gordon

ここのウルパンは、五か月間にわたって長期的に勉強できます。1クラス25人までというスタイルなので、一斉授業に近いと思います。私も入会を検討して問い合わせてみたところ、週4,8時30分~13時05分(約4時間半)、5か月間で6,425NISとのことでした。約25万円です。

大学講座や公設以外にもLanguage School という規模で、テルアビブ市内にはウルパンがたくさんあります。” Ulpan Tel Aviv”で検索すると、たくさんのウルパンが出てくるのですが、私は自宅から通える距離やグーグルの口コミを比較検討して、Ulpan bayitに入会しました。

https://ulpan.co.il/c

ヘブライ語ビギナークラス・Alephからの出発!

さて、私はオリムでもなければイスラエル国籍もなく、就業訓練のためにヘブライ語を学ぶ、というわけでもありませんので、語学学校に通うのと一緒です。よって授業料は全額自己負担…。企業によっては駐在員の語学獲得援助をしてくれるところもあるのかもしれませんが、私の場合は完全に趣味に近い動機です。

ヘブライ語のウルパン教室は、レベル別に10段階のコースがあります。

aleph, betというのはヘブライ語でいうところのABCに該当する文字です。Aleph=אです。

さて私は、ヘブライ語のアルファベットすら一つも読めない、完全な初心者なので、一斉授業や大人数の教室ではおそらく何も学べないだろうなと思い、少人数コースがウリのこのスクールに入りました。ちなみに今やっているコースは、1日3時間×週5,3600NISという高級クラスです。はい、いきなり自分に14万円も投資しました!もうお金を払ったからにはやるしかない、という状況に、自分を追い込みました。笑

私が参加しているレッスンは12人以下、現在11人が在籍しています。圧倒的にヨーロッパからの参加者が多く、夏の間にイスラエルに留学しているという若い学生さんがメインです。偶然かもしれませんが、11人中3人がドイツ人。スイス人もいるので、ドイツ語が話せる人が多数。ほかのクラスも同時に開催されていますが、同じくドイツ語を話している人が多い印象です。

少し本筋と離れますが、5月6日はYam HaShoahといって、ホロコーストで犠牲になったユダヤ人を追悼する日だったのです。午前10時に追悼のサイレンが鳴るということで、レッスンを中断してみんなで外に出て、黙祷を捧げたのですが…ナチスドイツに大虐殺されたユダヤ人を追悼する、というこのセレモニー、ドイツ人はどのように受け止めているのかな?と聞いてみたかったのですが、国際色豊かなクラスで政治的要素を含む話題を持ち出すことはできませんでした…。それぞれの国で、それぞれの国側の視点に立った歴史教育がなされているわけですから…。そういう談義ができるような教養や語学力が身についていたらなぁと、その時強く感じました。

Intensive course =短期集中コース。本気のインテンシブ。

さて本題に戻りますが、私が参加しているクラスは”complete beginners”をうたっているわけですが、結論から述べると容赦ない「ヘブライ語によるイマージョン(終日)プログラム」です。イマージョン(immersion)とは、その言語漬けの環境に身を置いて言語を習得する方法ですが、スピード感が半端ないです。そして「初心者」のレベルが人によって違うのでは?と思うほど、私はついていくのに必死な毎日です…。たとえば、前述した「アレフ」という文字を、生まれて初めて「あぁこの文字がアレフなんだ」と知ったところから、その書き方、読み方にとどまらず、単語、文章、と次々と進んでいくわけです!まだ1週目のプログラムを終えたばかりですが、1日20個近く新出単語が出てくるので、初見で読む、書く、文章に当てはめる、変形させる、などの瞬発力が必要で…脳筋衰えてる私、もう本当に覚えるのに苦労しまくっています。。。授業は午前中3時間ですが、帰宅後もひたすらに復習・復習、宿題をこなす。するとあっという間に夕食の準備の時間!というほど、ヘブライ語漬けです。理解に時間がかかっているため、ただ遅いだけ、という話なのですが、若い学生たちに混ざってオバサンも頑張ります、という心境ですね。笑

ちなみに、先生もゆっくりなスピードですが何かを導入するときはヘブライ語しか話さないので、文脈とジェスチャーから、「あ、これを聞いてる?」というのを生徒が学ぶ、というイマージョンのお手本のようなレッスン。文法的説明や生徒が質問した内容は、英語で解説してくれます。正直なところ、英語がわからない場合はウルパンに参加するのも厳しいと思います。クラスメートは国籍にかかわらず、全員英語が話せます。そもそも、スクールの申し込み、WhatsAppグループを通した緒連絡なども全て英語です。少人数で毎日顔を合わせるメンバーなので、すぐにお互いの名前も覚えられました。休憩時間や授業後に、クラスメートと英語であれこれ愚痴ったり励ましあったりできることも、スクーリングの強みかなと思います。オンラインコースも検討しましたが、ひとりだったら、とっくに心が折れていたと思います…。

ヘブライ語に苦戦している理由①活字と筆記体がまるで別物

さて、私はウルパンに参加するまで知らなかったのですが、ヘブライ語には筆記体(cursive)が存在します。そして、これが相当に厄介…。活字体とまるっきり別物なんです…。

最初の1週間で、この表のほぼすべての文字の学習は完了(したとみなされた)。太字がprint、横の細字がcursiveですが、かろうじて見たことあるのはprint lettersの方だけで、cursiveは初めて見た&書いたものです。教科書は活字体で載っているのですが、その単語を先生が板書するときは筆記体で書くので、いったいどの単語のことなのかを整合させるのに、結構時間を取られます。そしてヘブライ語は基本的に母音をつけて発音する、という性質はなく、この表の一番下の欄にあるDot(.)の数によって、その文字を「エ」の音をつけて発音するのか、「ア」の音をつけて発音するのか、というのが決まっています。中国語のピンインと一緒で、ただの発音記号なので、実生活で見る単語にはこの発音記号はついていないので、結局は単語ごとに発音方法を覚えないといけません。英語のフォニックスに近い音の法則性はあるけれど、もはや初見で正しく読むのは困難レベルでは?という外国人泣かせの言語・・!

ヘブライ語に苦戦している理由② M/N, L/Rの区別がつかない

英語習得の問題ともかなり共通していますが、文末のM/Nの音がどっちなのか、聞いただけでパッと判別できないのです…。(その区別は、ヘブライ語ではとても重要)「む」「ん」は日本語にも存在する音ですが、「む= mの後にはっきり「う」をつける音」なので、日本語ネイティブはこの2つをすぐに区別できます。「ハム食べる?」と聞かれて「ハン食べる?」と聞き間違えることは、ほぼないかなと…。しかし、Hem/Hen, Tem/Tenのような音がヘブライ語にたくさんあるのですが、先生がたまに授業中にやるリスニングクイズ、私は全部「n」にしか聞こえず、一人で外しまくってます…。同様に、先頭のL/Rはわかるけれど、文中の音はどちらかわかりづらいです。Rはrともwともつかない、なんとも言えない発音をしているので、そもそも私は正しく発音できていないと思います。私があまりにも間違えまくっているので、日本人には難しいと思う、と先生に励まされました…。

ヘブライ語に苦戦している理由③女性詞、男性詞がある

③が正直、一番の障壁です。フランス語、ドイツ語話者のクラスメートはすんなりと受け止めていて、変形活用もすぐできているのですが、私はまず、一つの動詞が主語(男か女か、複数男か複数女か)で4パターンに変形する、という使い分けを論理上はどうにか理解できても、瞬発力をもってしてしゃべったり聞き分けたりするのが、とても苦手です。ちなみに、名詞にも男名詞、女名詞の区分があり(例えば男子生徒、女子生徒に分かれている)、さらにその複数形も、それぞれ違う変形パターンがあります。名詞のパターンは単純に性別で男女名詞を分けているわけではないのですが、そこは割愛します。

「あなたは生徒ですか」「彼らは先生です」「私たちはヘブライ語を勉強しています」のようなセンテンスもどんどん出てくるのですが、主語ー動詞の関係が、男女か、単数複数か、などごちゃごちゃ考えないと理解できないため、頭がパンクしそうです!

ローマは一日にして成らず。言語習得には時間がかかって当たり前

圧倒的なヘブライ語の情報量に、脳みその処理が追いつかない!というインテンシブコースなのですが、数日間ヘブライ語を習っただけで文字が読めるようになる、ちょっとだけ相手が何を言っているのかわかるようになる、というのはかなりうれしいです!駐妻の特権ですが時間はいくらでもあるので、一日中ヘブライ語に没頭するのも悪くない!と思っています。どのペースで学習したいかは人それぞれだと思いますが、私の駐在生活やりたいことリストでもかなり上位にある、「ヘブライ語習得」に一歩踏み出せたウルパンに感謝です!ヘブライ語を通じて見えるイスラエル文化とか、国民性とか、とても興味がわいてきました。

今月末までレッスンは続くので、日~木はひたすらにヘブライ語を頑張ろうと思います。日々、自転車通学をしているのですが、5月の新緑が美しいテルアビブの景色が「オアシス」です。紫色の花があちこちに咲いていて、何だろうかと気になって調べてみたら、jacaranda tree (ジャカランダ・ヤカランダ)という中南米産の樹木のようです。日本名は「キリモドキ」。イスラエルの青い空によく映えています。

Habima Square
自転車専用道路からの眺め
木陰が心地よい

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