6月に入ってからいろいろあり、前回の投稿から少し間が空いてしまいましたが、どうにか元気に暮らしています。a-box-of-chocolateです。気温がぐんぐん上がって、昼間は連日30度を超えているテルアビブ。暑いです。夜も湿気が多めでジトジトするので、エアコンつけまくりです。6月もあっという間に中旬、イスラエルでの生活も三ヶ月目に突入しました。家の中は、持ってきた荷物を適当に片づけたら、そこが定位置となってしまった、という現状ですが、持ってきたものの一度も使ってないものであふれています…(笑)完全に個人的備忘録に近いですが、引越荷物に関して「あってよかったもの、不要だったもの、持ってくればよかったもの」をまとめておきたいと思います。
極論、手ぶらで引っ越しても大丈夫。スマホとお金さえあれば大丈夫。
何度も言いますが、テルアビブではなんでも買える。
最近、物価にいちいち驚かなくなってきた、というか円換算を止めて必要なものは潔く購入していますが、このマインドでいれば、15万円かけて日本から苦労して運ぶのではなく、15万円を現地で使って必要なものを買う、というスタンスでも、全然大丈夫だったなと思います。腰痛と戦ってのパッキング、あれこれ超過分の荷物に払った手数料、空港への運搬、厳しいセキュリティチェックetc、今思えば、無駄だったかも…。我が家の場合、日本に残している家(自宅)がないため、引っ越し前に住んでいた家にあったものは捨てるか持っていくか、の二択だったので、やむを得ずに持ってきたものも多いです。どうしても国内に置いていきたい思い出系の物は、実家に預かってもらっていますが、その荷物ですら結構な量なので、、最小限に絞って持ってきたつもりでも、そうでもなかったなぁと感じます。
持ってきてよかったものベスト3
第一位:スマホ(SIMフリー)
もはや、スマホなくしては何もできない、と言っても過言ではありませんが、逆にスマホさえあればとりあえずどうにかなります。スマホ端末はショッピングモールなどで買うことも可能です。iPhone派の人は、アップルストアもあるので現地調達ももちろんできます。ちなみにiPhoneは型番にもよりますが3000NIS-5000NISくらいです。iPhone 14 Basicで3,590NIS。約15万円です。日本での販売価格よりお高めかなと思います。アンドロイド端末128GBで1000NIS(約4万円)~といったところですので、ヘブライ語の端末が欲しい!という場合を除いては、日本での調達をお勧めします。
ちなみに私のスマホはeSIM対応機種なので、日本で使っていた番号はそのままeSIMにしてキープしてあります。一時帰国した際などに日本の番号がないのは、とっても不便なので…。イスラエルに来てから、現地の物理SIMを購入して追加したので、一台で二つの番号をキープしています。スマホの料金も二重に発生してしまいますが、日本のキャリアの分は最安値プランで必要経費として割り切っています。
ところで、何もかも高いイスラエルですが、データ通信量は格安です!!私はParter 5Gという会社のSIMを使っていますが、400GBで一ヶ月の使用量は33NIS(1500円)!電話もかけ放題に近いし、設定すれば国際電話もプラン料金に含まれる、というお買い得っぷり。さすがテクノロジー最先端を行く国です。
入国してから現地のSIMを手に入れるまで、プリペイドSIMカードで乗り切る方法もあります。日本ではアマゾンなどの通販サイトでも売っているので、事前に購入して持参するのもよいかと思います。SIMがちゃんと開通するかは、行ってみないとわからないものもありますが…。
ベングリオン空港にも、イスラエルのSIMカードを売っているお店があったので、現地に着いてから購入することもできます。便利な世の中ですね。
第二位:基礎化粧品・生理用品(女性向け)
これは!もう!渡航先にかかわらず、プライオリティ高めのものです!化粧水やクリーム、日焼け止めなどは、ふだん使っているものをまとめ買いして、できる限りたくさん持ってきた方がいいです。自分に合ったものを探すのは本当に困難ですので。ヘブライ語で探すというハードルの高さも、まるで山のように高いです(笑)。普段から海外ブランドを愛用している場合は、現地調達できると思いますが。そして生理用品も然り、海外の紙製品は低クオリティ高価格がテッパンですので、made in Japanの使い慣れたものを持っていると、かなり安心です。私は1年分くらいは持ってきました。アマゾン定期便を駆使して安く買いだめし、全部段ボールに詰め込みました。これは輸送コストを掛けてでも持ってきたいものナンバーワン。QOLに関わるものは人それぞれだとは思いますが、身体に直接触れるものは、やはり使い慣れたもの、身体にあったものが必要です。
身体に触れるもの、という括りで言えば、歯ブラシ、下着類も自分のサイズに合ったものを持参して使用しています。歯ブラシは、ヘッドが大きいものしか売っていないので、コンパクトタイプブラシはやはり日本での購入をおすすめします。ちなみにコンタクトレンズは処方箋なしで薬局で買えます。私は乱視がひどく、レンズのカーブ度数なども市販では見つからないのですが、近視用であればお手軽に購入できます。
第三位:オーブントースター
英語ではtoaster oven、電気で稼働するオーブンです。縦にパンを突っ込むタイプのものではなく、扉付きの、ごく一般的なオーブントースター。ものすごく重宝していますよ。なぜかというと、こちらの冷凍食品はたいていのものが「オーブン調理専用」。子どもや夫のお弁当用のおかずを少量温めたいときも、いちいちビルドインのオーブン(我が家はIHオーブン)で温めるのは、かなりめんどくさいのです。その点、オーブントースターなら10分ほど温めれば、チキンナゲットやパイ、パンなど簡単に焼きあがるので、時短アイテムとしても万能です。日本のように、電子レンジ調理で簡単に作れるお惣菜やお弁当のおかずは(冷凍・冷蔵どちらも)存在しないので…。海外での「お弁当づくり」は、私にはけっこうストレスだったりします。。。
オーブントースター(日本製)を使用するには、変圧器(かなり重いし高額)も必要なので、けっこうな荷物にはなります。このトースター、box in boxで厳重に梱包して機内預け入れ荷物として持ってきたのですが、いざ箱から取り出したら、脚が折れていた上、パンくず受けの皿が引き出せなくなりました(涙)自宅→宅配カウンター→成田空港→最後、ベングリオン空港で段ボール破壊レベルに投げ捨てられた&ポーターのおじさんにもローリングで運ばれた衝撃で(笑)、だいぶ痛みました…。
ところで、イスラエルの家電量販店やオンラインショップでも、toaster ovenは売っていました。販売価格は150NIS~250NISでシンプルな性能の物は購入可能です。8,000円前後なら、この変圧器より安かったので、、、現地調達でもよかったかもしれません…。
不要だったものベスト3
第一位:シーツ、リネン類
これは、、、完全にパッキングミスとでも言うべきでしょうか…。これまで自宅で使用していた布団やベッドのカバー、シーツ、枕カバーなど、ほぼ全てそっくりそのまま持ってきました。圧縮しても、けっこうな重量になったリネン類ですが、結果として何も使っていません…。というのも、入居した家のベッドはダブルベッド、、、持参した寝具はほとんどがシングル用で、備え付けの枕も巨大すぎて、自前の枕カバーはサイズが小さすぎて役に立たず。引っ越し時に全て捨てる勇気もなく、まだ使えそうなものは持ってきたのですが、結果として箪笥の肥やしとなりました…。入居予定の物件にある家具は何があるか予想できなかった面もありますが、ぶっちゃけシーツの替えも大家さんが用意してくださっていたので、買う必要すらなかった、という大いなる誤算でした。
第二位:炊飯器
炊飯器に関しては、、、本当は必須アイテムに入れたかったのですが。とても悲しいことに、持ってきて二ヶ月にして壊れました(涙)保温機能もばっちりある、お気に入りの炊飯器だったのに。泣きそうでした。少し前に、家の電気系統の不具合がひどくて、一時期連続してブレーカーが落ちまくる、というアクシデントに見舞われたことがありました。その時に一緒に使っていた変圧器も異変をきたしてしまい、気づいたら炊飯器の電源が入らない!!!変圧器も電源は入るがつなぐと家のブレーカーが落ちる!!炊飯器と変圧器を同時に失うという痛手…!不運すぎました…。
この故障に関しても、前述のトースター同様、輸送中に激しいダメージを負った可能性も捨てきれません。お米もそこそこ食べてはいるので、とりあえず購入できた炊飯器が、こちら。
50ドルの炊飯器くん。とっても…シンプルです。踊り炊きだの、圧力炊きだの、そんな機能はないです。平成初期に、おばあちゃんちで見たことあるような構造で…とりあえずご飯を炊くことはできます。水加減の目盛が見づらく、適当になりがちなせいか、おこげも発生。保温は、、、うーん。一時期、鍋で炊飯していましたが、そっちのほうがおいしく炊けるかな?というクオリティですが、鍋にお米がくっつきまくるのに耐えきれず。炊飯完了のブザー音もないので、ひっそりと炊きあがっています。食生活全般の問題として、ピタパンのほうが安くておいしいので、だんだんとお米を食べる頻度も減ってきてしまいました。でも、一家に一台炊飯器は必要です。
第三位:カバン、装飾品
売れるものはメルカリで売りつくし、捨てるものは捨てつくし、かなり厳選したものを持ってきたのですが、出番がないカバンやアクセサリー(時計など)が大量にあり、ただの箪笥の肥やしとなってします…。なぜなら、イスラエルのショッピングモールや大型施設の入口にはセキュリティガードがいて、カバンの中身をチェックしてから入店できます。リュックサックを背負っている人、手荷物が多い人は、その場でカバンを開けられて、何が入っているのか全部見せてから入店。結果として、小さめのショルダーやハンドバッグに、財布とスマホを入れるだけ。それ以外のものは持ち歩かない生活になってしまいました。そもそも私は仕事もしていないので、大きなカバンに物をたくさん詰めて出かける機会がほぼありません。自転車は前かごがないタイプなので、カバンは必然的にリュック。気に入っていたアクセサリーや、いろいろなところで買い集めたエコバッグなど、コレクションがたっぷりあるのですが、、、とにかく使わない。断捨離し切れなかった自分が恨めしいです…。ほぼ自宅にいるので、家着があれば十分、という悲しい生活パターンでもあります(;´∀`)
持ってくればよかったものベスト3
ここまで読んでお分かりいただけたかと思いますが、ぶっちゃけ、最小限の荷物(預け入れスーツケース2つ)に入るものだけを持ってきても、暮らしていけました。壊れた炊飯器や変圧器などに思いを馳せると、現地の電圧出力にあった家電を購入して使用するのが一番コスパがよかったりするわけで。家具付き物件に住めば、購入するべき家電もほぼないので、無理して持ってくる必要はなかったなぁという気持ちです。
大型家電はトースターと炊飯器、そして買ったばかりだったダイソン掃除機(分解できるスティックタイプのもの)の三つのみを持参しましたが、全部現地で買うことができますね。もう、それを言い出したらきりがないですが。(笑)
そんな中で、やはり日本から持ってくればよかったと思うものも、もちろんあります。個人的な見解ですが、以下の三つです。
第一位:日本食(乾麺、水出し麦茶、日本のお菓子など)
ないならないで、別に大丈夫なのですが。うどん、そばなどの乾麺、一つも持たずに来てしまいました。うどんは中華料理店で買えますが、けっこう高額です。時折無性に食べたくなるラーメンも、ラ王などの乾麺を持ってくればよかったかなぁーーーと…。あとは、お茶もミネラル補給にあってもよかったなと思います。ブリタを購入して、水道水をろ過して飲んでいますが、麦茶やウーロン茶、飲みたいなと思うときもあり。だし汁やインスタント味噌汁は大量に持ってきたのですが、6キロもある変圧器の分、食糧でもよかった!!!と思ってしまうのです…。しょうゆ煎餅とか、抹茶のキットカットとか、市販のお菓子も恋しいです。
前述しましたが、お米があまりおいしく感じないこともあり、日本食もたまには作りますが、調味料や豚肉含めてコスパ高すぎて、あまり食べなくなりました。家族も、郷に入っては郷に従えのマインドがしっかりあるので、別に食事について、日本食が食べたい!という強い願望も少なめなのですが。食生活にこだわりがある方は、家電よりも食糧を多めに持ってくることをおすすめします。
第二位:夏用掛け布団
散々、リネンは要らなかった、と書きましたが。エアコンをつけて寝ることが前提なのか、備え付けの布団は、普通の掛け布団しかなくて、既に暑くて使用していません。サマーブランケットなるものをfox homesで購入しましたが、セールでも100NISは軽く超えました。全く使わないシーツは大量に持ってきたのに、ニトリのNクールひんやりケットなどは全部置いてくる。という判断ミス…。中東は春先でも暑いので、日本クオリティーの快眠グッズは、しっかり持参するべきでした。
第三位:清掃便利グッズ
やっぱり、日本人はきれい好きです。家の中をきれいにする便利グッズ、当たり前のようにあふれていますよね。ハンディーモップ系も、何も持たずに来たことを後悔しています。。。棚のちょっとした汚れやほこりとか、ササっと拭き取りたい。床の汚れも気になってきたけど、雑巾がけをするほどではないから、クイックルワイパーでササッと拭き取りたい。ちょっとした便利家事グッズに分類されるわけですが、そういうものは、やはり日本オリジナルなのかなと思います。
床拭きに関しては、ウェットシートは売っているのを見たことがあるのですが、こんな風に折りたためるハンディーワイパーが存在しない。モップは売っています。長い棒と、先端がバラバラなタイプです。これまで何の気なしに使っていた清掃グッズは、イスラエルでは買えません…。また、ファブリーズのような消臭スプレーもなく、やたらと香りが強烈なファブリックミスト(匂いが強すぎてむせ返るほど)しか見つけられていないので、布団用に持ってきてもよかったなと思っています。
海外赴任準備。要るか要らないか迷ったら、持ってくる必要なし。
今回の投稿は、完全に私の主観100%で書いた内容で、備忘録的な要素もありますので、何の参考にもならなかったら申し訳ありません…。要るもの、要らないもの、感じ方は人それぞれですし、家族構成などによっても大きく変わってくる、というのは承知の上です。ただ、パッキングはシンプルに考えて、「迷ったものは持ってこない」という筋が一本通っていると、余計なものを箪笥に押し込むというリスクを回避できるかと思います。それでも、思い入れがあって捨てられないとか、身近に置いておきたいとか、ありますから…。外国での生活において、必要・不要を判断するのは難しいです。今後の教訓として、現地でもモノを増やさない、ミニマリストになることを心掛けていきたいと思います!
コメント