【イスラエル駐在1年9か月】住めば都になりました、テルアビブ!住環境情報(2026年1月)

こんにちは、a-box-of-chocolateです。ブログ更新がすっかり滞っているこの頃です。書きたいことはいろいろあるのですが、出かけたりダラダラしたり…の繰り返しで、執筆が全く進みません。2026年こそは週に一本アップするという新年の抱負も幻想に終わりました…。

相変わらずのイラン情勢、攻撃対象になるイスラエル(というかテルアビブ)、そして鼻息荒いアメリカ。半年前のトラウマからもようやく脱却できたというのに…一難去ってまた一難、歴史は繰り返されてしまうのでしょうか。

最近のgood newsといえば、最後の一人の人質(の遺体)が返ってきたこと!人質広場の時計も、ようやく止まりました。刻んだ時の日数は、843日。

ついに、デジタルモニター(時計)の電源がオフになりました。

イスラエル駐在生活も約2年を迎えようとしている中、イスラエル人から学んだ【resilience(レジリエンス)】。「耐久力、回復力」を意味するこの言葉、とにかく強い心持でいればどうにかなる!という信念は尊敬に値しますし、このストレス耐性の高さを失ったらイスラエルでは暮らしていけない気がしています。

明日は明日の風が吹く!という気持ちで過ごしている、テルアビブでの駐在生活。戦争関連以外では注目度が乏しいイスラエルかと思いますが、この記事では最新のテルアビブの様子を綴っていきます。

エルサレムに次ぐ第二の都市、テルアビブ。イスラエルの経済的首都での「都会生活」とは?

エルサレムの人口は95万人(98万人という情報も!)、およそ百万都市なのでかなり大規模ですが、それに次いで人口規模が大きいのがテルアビブで、人口約45万人です。急に半減しますが、面積が狭いので(約52㎡)、人口密度的には十分大都市に感じます。

Gush Dan (テルアビブ大都市圏)という括りで見ると、400万人が暮らす首都圏です。人口1000万人に満たない国ですので、40%が暮らすエリアだと思えば十分大きく感じますが、実際は福岡県の人口(約500万人)より小さいのです。イスラエルの面積がいかに小さいのかお分かりいただけるかと思います。

こんなに狭い都市でありながらも、テルアビブではまだまだ建設ラッシュが続き、次々と高層ビルやマンションが立ち並ぶ、イケイケドンドン(古)!な雰囲気が現在進行形で続いている場所なのです。

アズリエリ・スパイラルタワー。90階を超える超高層ビルになる予定。(まだ64階)

私がイスラエルに来た頃にはなかったビルも、次々と完成間近になっています。

圧倒的多数な「車通勤派」。車社会のイスラエル=テルアビブの大渋滞の要因に!

そもそも、国土のほとんどが砂漠地帯だったところからスタートしたイスラエルという国の建国事情も大いに影響あるかと思いますが、テルアビブ市外に行くには、基本的に自家用車がないと困難です。路線バスもありますが、とにかく運転が荒く時間も不正確なため(悪循環ですが、自家用車が多すぎて渋滞に巻き込まれる)、最も確実に目的地に着く手段=自分で車を運転する、というのが現実です。

住んでいる場所によってはバス停や最寄り駅が遠かったりもするので(日本国内でもそうですよね)、確実に自力で移動(運転)する→みんながそうする→大渋滞の原因→イライラ、という無限ループ…。

私は市内中心部に住んでいるのですが、夕方のラッシュ時に至っては、5キロ程度の距離でも車だと30分かかるのが一般的です。Ayalonと呼ばれるフリーウェイ(高速道路)もまた然り。ですので、私は極力自転車か徒歩で移動しています。

毎日毎日これだけの渋滞に巻き込まれたらイライラするのも仕方ない…というのは理解できるのですが、とにかく血気盛んなドライバーが多いので事故も多発。車線変更するだけでも最初はどきまぎしていましたが、私も負けじと最近はけっこう強引な運転しているな…と思う場面もあるのですが、あくまで安全運転第一です!

住宅費が高騰し過ぎなテルアビブ。億ション乱立!!

300万戸を超えるマンションが立ち並んでいる、という歴史的高水準で建設ラッシュが起こっているイスラエル。新築マンションのほとんどがテルアビブに集結しています。そして家賃/販売相場も空前絶後、いったいどんな仕事をしている層が買うのでしょう…という億ションだらけです。

ラマット・ガンエリア。高層ビルばかり。

たとえば2ベッドルームのファミリータイプのアパートメントでも、テルアビブ市内で借りると7,000NIS~10,000NISが家賃相場です。1シェケル50円近いので、最低でも月35万円~50万円はかかる計算です。

もっと広い部屋や、海沿いだったり駅近だったりとロケーション抜群のマンションだと、15,000NIS~25,000NISかかります。(月100万円の家賃を覚悟しましょう!) ソースはこちら

他の例としては、上記の高級アパートメント。ディゼンゴフ・センターやカルメル市場など、市内の繁華街エリアに程近い抜群のロケーション。4部屋、広さ154㎡、さらに116㎡の庭付き!

ここまで来ると家賃59,000シェケル(290万円)、購入すると910万シェケル、約4億5000万円かかります。わーお。

Ha-Medina Square Towersという建設中のタワマンは、134㎡でバルコニーにはわずか14㎡ですが、620万シェケル、3億超えです。わーお。スパイラルデザインが多めのイスラエルのマンション、耐震補強は大丈夫なのでしょうか?(地震は起きない前提)

こんな高騰する住宅を購入するのも家賃を払うのも無理なので、郊外に住んで車通勤するしかないですよね…。日本なら都市圏は電車が発展していますが、イスラエルはそうでもないので、事実上通勤は車一択、というエリアに住む人が大多数です。

賛否両論を巻き起こす「入植地」ですが、現実問題として「ファミリー層にも払える家賃、政府からの補助金あり、西岸内の物価の安さ」など生活費の面での負担が少ない、という理由で住居として選ぶ移民(イスラエルへの移住者)もいるようです。違法・合法は置いておくとして、入植地も場所によってはテルアビブから車で1時間程度で行けますので、地理的な側面だけを考えたら「通勤圏内」になっていたりもします。

50年早く取り組んでれば…!鉄道事業の拡大!

建設ラッシュの中には、「鉄道の大工事」も含まれています。Dankalと呼ばれるライトレール(地下鉄)がテルアビブ市内(のごく一部)に走っているのですが、この路線が盛大に拡大される、という数年がかかりの大規模プロジェクトが進行中です。

何もなかったところに、突然敷かれ始めた線路


昨夏には、Israel Railwaysという国鉄(地上を走る鉄道会社)のほうも、架線不具合・信号エラーなどのトラブルが続き、ある日突然駅を閉鎖して4~5日かけて工事をする、という出来事もありました。(基本、場当たり的なメンテナンスなのかと思われますが、やると決めたら即やるのがイスラエル流!)

筆者

想像してください、あなたの住む街で突然「地下鉄」や「トラム」プロジェクトが始まって、どこもかしこも地上の道路が次々と封鎖されていったら…?昨日は通れていた道が、朝起きたら通行止めになっていたら…?

テルアビブ市内の地下鉄ですが、今はRed Lineしか無いライトレールを、Green LinePurple Lineという二路線を増やす計画で、2030年までに完成予定です。あと4年もこの混乱が続くのかと思うと頭が痛い!

さらに、なぜか道路を削って歩道や自転車レーンを奇麗に整備し直すプロジェクトも進んでおり、テルアビブ市内中心部の車の数を減らそうとしている?という意図も見えます。

もともと幹線道路だったところが憩いの場に…!
Waltの爆走自転車との接触事故を防げるという意味でも、非常にありがたい自転車専用レーン(緑)の拡大!全体的にオシャレ感増。

そして、congestion charge(渋滞税)を徴収するプロジェクトも始動しているようなのですが、果たして来年からとか始められるのでしょうか…。

The congestion charge is planned to take effect in 2027. Under the plan, Gush Dan will be divided into three rings—inner, middle, and outer—each with a different payment zone. Between 6:30 and 10:00, drivers will pay NIS 10 for crossing the outer ring, an additional NIS 10 for the middle ring, and another NIS 10 for the inner ring. For travel in either direction between 15:00 and 19:00, the fees will be NIS 2.5 for the outer ring, NIS 5 for the middle ring, and NIS 5 more for the inner ring.

The maximum daily charge per vehicle will be NIS 37.5. According to the proposal, taxis will pay only 50% of the fee with no daily cap, while trucks will pay double with no cap. Vehicles with disability badges and motorcycles will be exempt.

https://www.buyitinisrael.com/news/gush-dan-congestion-charge-system-to-be-built-by-electra

一日最大37.5NISのチャージ、けっこうな負担になりそうです。このお金を払ってでもラッシュアワー時に車に乗る!という人は多い気がするので(イスラエル人の国民性からして)、本当に渋滞緩和に繋がるのかは懐疑的ですが…テルアビブは大気汚染もひどいので、少しでも排ガス規制に繋がるのであれば大歓迎です。

December 5, 2025: Tel Aviv among top 10 most polluted cities in the world

筆者

大気汚染ワーストトップ10入りを果たすこともある、テルアビブの空気の悪さと言ったら。PM2.5がかなり飛んでいるようです。私はあんまり感じませんが(くしゃみなどの身体症状は出ていない)、ずっとこの空気を吸い続けるのは健康被害が心配になるレベル。

【まとめ】イスラエルでアーバンシティライフを楽しみたいなら、テルアビブ一択!

多くの駐在員や外交官が暮らすHerzliaというエリアも人気ですが、そこはあくまで「テルアビブ都市圏(Inner Metro-politan Area)」なので、あくまでも市の中心部=Tel Aviv-Yafoと呼ばれるエリアです。

渋滞、大気汚染、ごみごみした雰囲気、というデメリットもありますが、徒歩圏内でいける公園やビーチ、のんびり散歩できる遊歩道がたっぷりあるので、車がなくても生活できるのが最大の魅力です。カフェ、レストラン、ショップも数多く集結しているので、ぶらぶらしているだけでも全く飽きることがありません。

なにより、ものすごいスピードで進化していく街に住んでいる、というのを体感できるのです。何十年もイスラエルに住んでいるというイスラエル人にとっても、テルアビブは変わりすぎて10年前の面影はない、というほど。

冒頭でも言った通り、地価高騰も含めてバブリーな雰囲気が漂う都市ですが、人々の暮らしは至って悠々自適。ほとんどの人がハイテク産業に携わっているので、9時~15時しか働いてないよね?と感じるほど、道路のラッシュアワーが日本とは異なります。(夕方の渋滞ピークが16時頃からスタートしているのです!)

もちろん、こうしたホワイトワーカーは人口のごく一部であることは間違いないのですが。英語は通じますし、お金さえ出せばなんでも買えますし、IDFもテルアビブ中心部にあるのでいざという時は防衛してくれますし(ポジティブに!)、私はテルアビブ生活をとても気に入っています。

未知の国だったイスラエル、名前だけ朧げに知っている程度だったテルアビブも、”住めば都になった”という感じがとてもあり、今の生活に自分をフィットさせることができました。

国際色豊かなテルアビブ、海外旅行先の人気な場所として選ばれる都市になってほしいなと思います!

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