こんにちは、a-box-of-chocolateです。何を買うにも目玉が飛び出そうになる街・テルアビブ。クオリティはお値段以下(失礼!)だと思われるものも、食料品も、外食も、家賃も、何もかも高いです。それとも日本が安すぎるのか?金銭感覚がおかしくなりそうな日常が始まっています。
テルアビブは世界有数の物価が高い都市!それとも日本が安すぎる?!駐在員泣かせの生活費(涙)
イスラエルの中でも、経済的な首都として機能するテルアビブは、特に物価高騰が止まりません。イスラエル人でさえ、テルアビブの物価は異様に高いと感じるほど。もちろん、物価が高い=テルアビブ市内の仕事に就けば給与水準も高い、というメリットはありますが、それを差し引いても、東京の比ではないほど生活費がかかる…!そんなテルアビブの物価についてご紹介します。
世界一物価が高い街にランクインしたこともあるテルアビブ、家賃も飛びぬけて高い!
ブルームバーグの記事によると、2021年には、テルアビブは物価が高い都市第一位になっていました。
物価が高いということはお給料も高いはず。駐在は手当など出ますが、果たして現地就職したらいくらくらいもらえるのか、気になって検索してみると・・・
あくまで平均年収ですが、260,104シェケル、日本円にして1千万円越え。しかし、最も典型的な給与は97270シェケル(約400万円)となっているので、職業格差が大きいのかもしれません。それはどの国でも一緒ですね。ちなみに上記サイトによると、保険会社の平均年収は1600万円というたまげた数字が…!
テルアビブ中心部で3LDKサイズの部屋を借りようとすると、家賃10,000シェケル(約40万円)は下りません。東京都心と同じくらいでしょうか?年収400万円では到底生活できない金額です。
あちこちで建設ラッシュで、超高層マンションがバンバンできているのですが、買うと優に一億円は突破するような価格帯です。一方でバブル崩壊を懸念する声もあるようです。
ショッピングモールのフードコートで、ファーストフード店に行った話。
さて、それほどまでにクレイジーな物価高が続くテルアビブにおいて、ちょっとした外食も全て豪華ディナークラスのお値段です(涙)。先日、久しぶりにちょっと手抜きしちゃおう!と思って、子どもとフードコートで夕飯食べようと思いさまよっていたのですが、まず第一に、メニューがヘブライ語なので何が売ってるのか、そしていくらなのかよくわからない、という障壁が(涙)
私も子どもも小心者なので(笑)、タッチパネルで英語も選べる店。世界中にある店。そうです、バーガーキングにしました。
子どもがバーベキューバーガーセット的なものを頼んだのですが、ドリンク・ポテトRセットで62シェケル。2500円。あまりの高額っぷりに、テイクアウトにして私はドリンク代を浮かせようと、バーガーだけにしたのですが。ワッパーから選んだロデオバーガーは、単品で46シェケル・・・1800円…うそでしょ…。ちなみに、チキンナゲットも6ピースで1000円。はは。
※1シェケルは約40円です。
日本での販売価格の2.5倍です。
BBQワッパーも、セットで940円なんですね…なんか…泣きそうになりながら、一口一口味わい深く、噛みしめて食べないといけないなと思いました(大げさ)。このロデオは、ものすごく大きくて私は半分でも満足、というサイズ感ではありました。日本でロデオを食べたことないので一概にサイズ比較ができないのですが、値段相応のサイズかもしれません。ハードロックカフェとか、TGIFで食べるようなハンバーガーでした。
買い物に行くたびに、高すぎて何も買えなくなる症候群。笑
このバーガーキングが特別高いわけでもなく、フードコートにはアジアンフードっぽいもの(ヌードルや炒め物)や、ファラフェルなどの地元料理、フライドチキンなど、いかにもフードコートっぽいものが軒を連ねているのですが、どの店も、1つ38~45NISの看板が出ていたので、ファストフードですら一人前2000円は覚悟しないと何も食べられない、ということです。自炊が安いかというとそうでもなく、肉や魚も全部高いです。私の大好きなアイスクリーム・マグナムも1500円します!買おうかどうかためらうレベルなのですが、食べたいものを我慢するって、ただでさえ制約の多い駐在生活ではかなりきついので…お金使ってばかりで申し訳ないなぁと思いながらも、買います…。
これだけの物価高に直面すると、使ってもいないリネン類や食器(備え付けであったため不要だった)や、捨てたと思っていたのにそのまま持ってきていた文房具類、全部おいてきて、しょうゆや味噌、めんつゆ、乾麺を入れてくればよかった!!と思ってしまいます。後悔だらけのパッキングが恨めしい。
『サービス満点、低価格が当たり前』、ではないと思い知らされる駐在生活。日本の外食産業は素晴らしい!
フードコートで、ラーメンやうどんすすって満足していた週末が、早くも恋しいです。ワンコインあればそこそこ満足できるお惣菜が買えたり、フードコートで一人前の食事を楽しめる(しかも美味しい)国なんて、もはや日本くらいなのでは…?という気がしてきました。
ちなみに、フードコートやカフェは不要ですが、イスラエルではレストランで食事をしたら、10パーセント前後のチップを渡すのも慣習・マナーのひとつ。サービス料込みで楽しく外食できる国=日本が外国人に大人気なのが、本当によくわかります。
日本での「低価格」の裏には、低賃金・サービス残業・ブラック労働など様々な問題が見え隠れするものですが、イスラエルでは「低価格」=価格なり。丁寧な接客やサービスをタダで受けられるなんて思ってはいけないのです…。
イスラエル価格でいいので、丸亀製麺、はなまるうどん、そしてリンガーハットに天下一品など、美味しい麵類を提供してくれるお店、ぜひイスラエルに出店してほしいです!!!(希望)視野狭窄な個人的マーケティングですが笑、イスラエルはベジタリアンも多いそうなので、リンガーハットなんてヒットしそうですが!
残念ながら、日本のチェーン店は(飲食もスーパーも)何も見かけたことないです。ちなみにスターバックスすらないので、中東にチェーン店が新規出店するのって難しいのかなとは思います。外食なんて滅多にできないので、テルアビブに住んでいる限り、節約と慎ましい生活がテーマになりそうな駐在生活です…。
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