【乗継便の時間活用】アラブ首長国連邦(UAE)の首都「アブダビ」にて、真夏の半日ツアー!!(前編)

こんにちは、a-box-of-chocolateです。このところ、またミサイル警報を聞くようになりました。今度はイエメンからです。

8月末からIDFはイエメンの首都サヌアを空爆→首相を含む複数の幹部が死亡→報復?という流れなのでしょう。イエメンのフーシ派はハマスをサポートしているので、イスラエル側としてはどちらも攻撃対象。国内の機運(終戦を求める国民の声)とは裏腹に、攻撃は激しさを増しています。

…と、ミサイルアラート(アプリの通知)や爆音で鳴るサイレンを聞くと、テルアビブに戻ってきたなぁ、ディス・イズ・イスラエル!という気分になるのです…。

10.7 (October 7th)から700日が経過、そしてまたもやその日が近づいてきている今、ガザ市制圧計画(IDFは予備役を4万人招集している)が現実味を帯びる一方で…この国の未来は明るいのか、なんとも不透明です。

ただ、私が感じるのは、戦争反対者の方が多いのに、政府は戦争へとまっしぐら、という大きなギャップがあること。

とにかく一刻も早く人質を取り返して、それで終わりにしてほしい、と言っている友人・知人が大多数で、国民の行動(戦争を止めさせるための連日の大規模デモ)がそれを物語っています。

世論と政治がこんなにもかけ離れているせいで、世界中で報道されている【イスラエルの残忍な軍事行動&飢死していくパレスチナ人の様子】は、メディアを通して作られたイスラエル像(およびパレスチナ像)であって、人々の本音や実像は置き去りなのだ、と実感しています。

ネタニヤフ自身がガザに今すぐ行って、全員人質連れて帰ってくればいいのに!!!と言っている人もいます。もしガザを制圧したいなら、彼が自ら人質を助けて、そのあと勝手にやって!と。SPに囲まれて安全なところから高みの見物をしているだけの人は(ハマスの幹部も然り)、なんとでも言えるでしょう。

好き好んで戦争をしていると思われがちなイスラエルですが、それはもはやネタニヤフ首相を含めたごく一部の層だけで、大多数の人は長引く戦争とこの重苦しい状況にうんざりしているのです。

実際にこの国に住んでみて感じる雰囲気や身近な人の言葉を私は信じたいのです。複雑な歴史、宗教と思惑が絡み合う国にいても、人の思いは千差万別。全員が戦争を支持していると思われているであろう報道の在り方には懐疑的にはならざるを得ません。

と、前置きが非常に長くなりましたが…今回のブログのテーマは【アブダビ旅行!】

旅行カウントしてよいのか絶妙なほどに弾丸で回ってきたのですが・・・もう2度と体験することもないかもしれない、真夏(7月)のアブダビ観光の様子についてお届けします!

UAEの政治的・経済的中心地、アブダビ。石油で潤うゴージャスな街を4時間で回る!!

アラブ首長国連邦の首都であるアブダビ市。面積は972㎢、人口はおよそ150万。京都市(827㎢)よりやや大きく、長野県松本市(978㎢)とほぼ同じくらいのサイズです(絶妙な比較ですが)。

UAE旅行といえば圧倒的にドバイを選択する人の方が多いかと思いますが、今回なぜアブダビに行ったのかというと…単に「日本への帰路で乗り継ぎが必要だったから」なのです。

エティハド航空(アブダビが本拠地)での乗継便を利用しての一時帰国において、アブダビでのlayover(乗り継ぎ待ち)は、まさかの9時間

飛行機が遅れた結果、最終的に12時間待つ羽目になったのですが…9時間も空港でじっとしていられないし、一度アブダビに入国して、せっかくなので観光をして時間を活用しよう!ということになったのです。

ですので、「旅行のためにアブダビに行った」というよりは、「旅の通過点にアブダビがあって、観光をした」という方が正しいのですが。真夏のアブダビ(過酷な暑さ!)の体験は非常にユニークなものでした…!

外気温45度、体感温度50度越え。7月のアブダビ!!

アブダビ における平均気温

暑い季節は、5月18日から 9月26日まで 4.2 か月続き、1 日平均の最高気温は 37°C を超えます。 アブダビ における 1 年の最も暑い月は 8月で、平均最高気温は 40°C、最低気温は 31°C です。

涼しい季節は、12月5日から 3月8日まで 3.1 か月 続き、1 日当たりの平均最高気温は 26°C 未満です。 アブダビ における 1 年の最も寒い月は 1月で、平均最低気温は 16°C、最高気温は 23°C です。

【引用元】こちら

そして、7~8月は湿度は脅威の90%に到達…!もはやサウナでした。

着陸前の飛行機内から見下ろしたアブダビの街並み。リゾートプールばかり!

旅の玄関口。ザイード国際空港!

アブダビにある国際空港はこちら↓

Zayed International Airport

Al Matar – Zayed International Airport – Abu Dhabi – アラブ首長国連邦

https://maps.app.goo.gl/9sPq1ek4e2XYrXGH8

入国審査ゲートを抜けてすぐ。
到着ロビー

2024年に「アブダビ国際空港」から「ザイード国際空港」に名称変更をした場所で、非常にきれいで新しい空港です。UAE国営の「エティハド航空」のハブ空港でもあります。とても近未来的で、ゴージャスなデザイン!ですが、かなり空いていました。時間帯の問題かもしれませんが、ドバイと比べると旅行客の数は少ないのかな?と感じました。

いくらきれいで清潔な場所と言えども、この到着ロビーで9時間も待機することは不可能だなと…(涙)。それでも、お昼前にアブダビに着いてから日帰りツアーに参加するまでに3時間近く待ちました。直行便のエルアル航空の有難みを感じます…。

ガイド付きプライベートカーで巡る、アブダビ市内観光!

今回、我が家が利用したツアーはこちら。

アブダビ半日シティツアーシェア体験

Riyago Tourism という地元の観光会社が運営するツアーです。私たち家族だけの車を配車してくれ、ドライバーさんが観光ガイドを兼ねて市内の有名スポットを巡ってくれます。所要時間はおよそ4時間。ミーティングポイントや時間などは、WhatsApp経由でドライバーさんと直接連絡を取り合いました。

空港で待ち合わせ、さっそく出発です。(午後2時)
ザイード国際空港の形は、「フェニックス」を模しているそうです。不死鳥が翼を広げたイメージ。独創的な波打つデザインが目を引きます。

空港の全貌を写真にとらえるのは不可能なくらい巨大!

【観光スポット①】ルーヴル・アブダビ

ルーヴル・アブダビ

Saadiyat – Abu Dhabi – アラブ首長国連邦

https://maps.app.goo.gl/s6PyrV4NtashEEQa7

これは若干のチート感がありますが、「美術館の目の前まで行った」という観光です。(笑)

ルーブル美術館の姉妹館としてオープンした、【ルーブル・アブダビ】

この壁の前で記念撮影だけしている観光客、たくさんいました。

2017年に開館したばかりで、(外観しか見ていませんが)真っ白で非常に存在感のある美術館です。

有名建築家、ジャン・ヌーヴェル氏によってデザインされた建物

いつか入場できる日が来るでしょうか…!?

本館(パリ)の方も行ったことありませんが。一生に一度は行ってみたいものです。

ビーチ沿いという最高のロケーションで、景色もとても美しくて安らぎのひと時だったのですが…

ルーヴルアブダビがある場所は。サーディヤト島という芸術の集合地帯

とにかく暑い!!!暑すぎて、立っているだけで汗が噴き出してくる!!!腕汗すら出てくる!!!

ドライバーさんは駐車場で待っていてくれて、ゆっくり見物してきて~と言ってくれたのですが…10分が限界!いや~もう早くエアコンのある場所にいさせて!!!と、体がSOSを発信するのがわかるほどの強烈な暑さでした…。アブダビの湿度は殺人的です。

【観光スポット②】Abu Dhabi Dates Market (アブダビ・デーツ・マーケット)

Abu Dhabi Dates Market

Zayed Port, Near Mina Market, Mina Zayed – Abu Dhabi – アラブ首長国連邦

https://maps.app.goo.gl/QKUSenmstXAdJ93L7

中東といえばデーツ!UAEといえばデーツ!ということで、最初に案内されたのはデーツマーケット。デーツ屋さんがひしめく市場です。

中でも、「Green Lawn Dades」は有名店らしく、(ほぼ強制的に(笑))こちらのお店で試食&ショッピング。

oplus_34

まだ乾かしていない状態の「とれたてフレッシュデーツ」(オレンジっぽいもの)はかなり苦みがあって、私は苦手でした…。

お馴染みの「ドライフルーツ」になっているデーツは、甘くてフルーティ!店員さんにオススメされるがままに、旬のものとチョコがげデーツをお買い上げ~。

マジョールデーツは美味しいです。イスラエルでも買えますが。

このマーケットに出店しているデーツ屋は、超露骨な「格付け」があり、デーツの品質や店の衛生管理などを総合判定してA~Cに分けられていました。政府機関による品質管理をしているそうです。「A」「B」「C」というマークがお店のガラス戸に貼ってあるため、顧客からすると、どの店が優良店なのか一目瞭然。なかなかシビアだな~と思いましたが、Aを獲得しているGreen Lawnは、わかりやすくお客さんで溢れていました…!

【観光スポット③】Corniche Beach (コルニッシュ・ビーチ)

Corniche Beach

Al Bateen – W10 01 – アブ・ダビー – アラブ首長国連邦

https://maps.app.goo.gl/kBZYu5aPumm6rRrJ6

続いて訪れたのは、アブダビのマリーナが一望できるビーチサイド。

暑すぎて海水浴は不可能

奥に見えるのはエミレーツ・パレス!

ビーチから望むアブダビ市内や小さな島々。ドライバーさんも説明してくれたのですが、アブダビは200以上の島々があり(人口島、自然島含め)、それぞれの島でアクティビティや観光を楽しめるそうです。

今回は訪れていませんが、たとえば「フェラーリ・ワールド」も「ヤス島」という一つの島の一部に位置しています。

眺めは最高だったのですが、このビーチは風が強く(湿気でギトギト)、日陰ゼロ!!そして暑さのせいか、遠くの景色が霞んで見えるほど。

ドライバーさんが気を遣って、家族写真もたくさん撮ってくれたのですが・・汗でべとべと、もう~とにかくエアコンの風に当たりたい!!!という感じで、やはり外に居られるのは10分程度でした。

さてもうお気づきかと思いますが、7月~8月にアブダビの屋外で観光するのは、ほぼ無理です!!!!(笑)

それもそのはず。午後12時半から3時までは、屋外での仕事は禁止されているそうです。(いや、3時だってかなり暑い!!)

【観光スポット④】Emirates Heritage Village (アブダビ文化遺産村)

アブダビ文化遺産村

القرية التراثية – Abu Dhabi Theatre Rd, Corniche – Breakwater Road – near Marina Mall – Abu Dhabi – アラブ首長国連邦

https://maps.app.goo.gl/uhbFqTskcKopaEr78

アブダビが「近現代の都市」として発展する前はどんな文化が根付いていて、人々がどんな暮らしをしていたのかが分かる施設です。

灼熱の直射日光…。

陶芸や民芸品のワークショップや土産物屋、ベドウィンテントやレンガ造りの家など、昔ながらのアラブ文化と生活様式が見学できる場所です。昔使われていた日用品や衣服なども展示してありました。

さて…ご覧の通り、ここも屋外施設。そういった一つ一つの展示をじっくり見る気力も体力もほぼゼロ。とにかく「暑い」しか言えず、全身から噴き出す汗を止めるすべもなく、ひたすら消耗…(苦)

海を眺めながら散歩できるコースもありますが、とにかく暑すぎて無理

子どもはもはや何の興味もなく、暑い~帰りたい~連発でした。。。

日陰にいても暑いのです!そこはイスラエルとの決定的違いです。

ドライバーさんも滝汗かきながら一緒に歩いて回ってくれて…なんだか申し訳ない気分に。地元住民ですら、この暑さはたまらん~と言っていました。

アブダビは非常に美しい国で、道路沿いから望める摩天楼もスカイクレイパーも、石油マネーで国が潤っていることを十分に感じさせる景色ばかりでした。一方で、「昔ながらのアラブ文化」を感じられる施設を巡れたことも非常によい経験でした。

しかし、車から降りた直後に汗が噴き出すほどの暑さは観光の楽しみが半減、疲労感は増すばかりでした。蒸し暑すぎて、天然のサウナ状態!

長くなったので、続きはまた【後編】としてまとめたいと思います!後半は、エミレーツパレスやモスクなど、「屋内」でできる観光をお届けする予定です♪

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