【イスラエル駐在2年2か月】祝・ミドルスクール卒業!「 Promotion Ceremony(進級・修了式)」を終えました!

こんにちは、a-box-of-chocolateです。長らく書いていなかった子どもの学校生活のことについて、久しぶりに取り上げてみたいと思います。
24年春にイスラエルに来て、6th grade (ミドルスクール1年目の学年)の最後の数か月からインターナショナルスクール生活を始めた我が子。この6月をもって、ミドルスクール生活が修了しました。つまり、日本でいうところの「中学校卒業」です!
現在子どもが通っている学校は、アーリーイヤー(early year、3歳~)からハイスクールまで揃った「アメリカンスクール」。つまり、何もしなくても(お金さえ払えば)自動的に次の学年に進級できる環境です(笑)。
ここで重要なのが、「中学校生活が終わった=8th gradeを修了した」=「夏休みが明けたら、9th graderとしてハイスクールで会おうね!」という自動進級制度があるということ。というのも、アメリカの教育制度では高校は義務教育。日本のように高校入試があるわけではなく、むしろ全員がハイスクール過程に進級しなくてはなりません。
そんな環境で、ミドルスクール過程を終えた我が子。正直、夏休み明け以降不安しかないのですが…!アメリカンスクールで8th gradeを修了することの意義について綴ってみたいと思います。
目次
ミドルスクール過程(6th – 8th)が修了したけれども、日本の義務教育過程は修了していない!インターナショナルスクール生活
最初に断っておきますが、日本と違って同じ学年の子が全員同い年ではない、インターナショナルスクール生活。我が子のクラスメイトも、1歳年下の子が飛び級している(母国のカリキュラムに合わせてその学年にいる、またはすごく優秀)パターンもあるので、〇歳になったからミドルスクールが終わる、という全員共通のルールはありません。
我が子と誕生日がかなり近い子でも一学年上のクラス(9th)に入っていて、さらにはAP (advanced placement)もバンバン受けているような超優秀な子。出来る子にはどんどん先取り学習をさせていくのがアメリカ式なのです。
アメリカンスクールの年齢区分に要注意!

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私の子どもは、生まれ年相応の学年=日本の学年とも一致しているのですが(次が9th、日本の中3相当)、学期の始まりが8月(アメリカ本土だと9月)、修了が翌年6月がゆえ、アメリカンスクールの年齢区分でいうと6月~8月生まれの子は、どの学年に入るかボーダーラインになります。
ミドル最終学年の8th gradeは13~14歳となっていますが、すなわち8thの間に14歳を迎える年齢の子たちがメインストリーム、ということです。
2026年6月(学年が終了するとき)に14歳になっている、という区分なので、8th gradeの子どもとは、生まれ年で言うと2011年7月生まれ~2012年6月生まれが目安。ここで注意したいのが、4月~6月(またはそれ以降)が誕生日の子は、日本の学校区分と一致した学年にならない点です。
具体的に示すと、2026年6月現在、日本の中学校では以下の学年区分になります。
2011年4月~2012年3月生まれ→中学3年生
2012年4月~2013年3月生まれ→中学2年生
つまり、ここ数か月(2026年4月~6月)で14歳になったばっかりの子ども(2012年4月~6月生まれ)は、本来であれば中学校の第2学年が始まったばかり(しかも日本はまだ1学期)なのに、アメリカンスクールの過程ではミドルスクールを修了した挙句、夏休み明けに登校したら、今度は高校生(9th)だとみなされるのです。
誕生日次第では、インターナショナルスクールから日本の学校に戻るときに学年のズレが発生することになります。
かく言う我が子も、6月にしてミドルスクールを修了、もう卒業したことになっていますが、日本の学校区分ではまだ中3相当。まだ正式に義務教育を終えたわけではありません!!インターナショナルスクール(アメリカンスクール)の9th gradeを終えるまでは、日本の学歴としては中卒ですらないという恐怖…(笑)!アメリカンスクールの高校過程が義務教育で、本当によかったです。

そして今後の問題としては、このまま順調に12th gradeまで海外で履修して4年後の今頃に18才の夏に高校を卒業→日本の大学に進学となると、4月から始まる日本の新年度に間に合わない!9月入学の大学に進学するのか?卒業後一年近くフリーターになるのか?それともまさかの進学はしないのか?そんな先の未来の心配は、今はしないでおきます。(笑)
ミドルスクール最終学年(8th grade)は、実質日本の中学2年生相当。勉強内容は日本に追いついているのか?
中学校過程を終えたと言えども、それはただ単にアメリカの教育制度が「5・3・4」制だから。日本は「6・3・3」ですので、すなわち9年分の「義務教育過程」は修了していないことになります。
しかも!2026年に至っては2月末からの戦争のせいで、学校は1カ月半オンライン授業でした。まだ退避を続けている家庭もいるので(ほぼアメリカ人)、学年の後半約4ヶ月、オンライン授業だけで履修しなければいけない子もいました。
余談ですが、6月7日(日曜日)にイランから再び弾道ミサイルが発射されたときも、翌月曜日はイスラエル全土で休校!戦争のせいで学校が休みになるということが頻発し過ぎて…それを当たり前のこととして受け入れなくてはいけない現実、本当に耐えられません。
こうした不安定な情勢の中で、学校の先生やスタッフは学びの環境を止めないために全力を尽くしてくれています。本当に感謝しかありません。その一方で、信じられないほど高額な授業料&スクールバス代を払っているのだから、なるべく休みにしないで!!と切に願っていしまうのが親心。
行事や学習機会が断絶されがちなイスラエルにおいて、ひとまず学年終了まで無事にたどり着けたのは奇跡です!去年は6月13日に戦争が起きて、学校は有耶無耶のまま夏休みに突入したので…。
戦争という混沌や混乱の中で、だんだんと学校生活への期待値は下がり続け、「無事に登下校してほしい」「元気に楽しく学校生活を満喫してほしい」という点だけを願い続けた1年。そういう意味では、戦争の恐怖と隣り合わせではあったものの、子どももよく頑張って耐えてきました。
というわけで、学習内容がどうなっているのか?という点については、たいして関心を払ってこなかった私…。ろくでもない保護者であり、サンプル数1なので何の参考にもなりませんが、イスラエルで暮らすうえでは、ある程度楽天的にならないとやってられないことも多いというわけです。
数学と理科は「分野・単元別」の通年授業
私は子どもの学習内容に関心がないというよりは、中学生の学習習慣や成績について、そこまで口を出したくないし細かく見るつもりもありません。特に今年度は、子ども自身が学校生活にすっかり慣れた&実質ミドルの最終学年なので、親が手伝って課題をやったり、いちいち学習内容を一つずつ精査したりすることは一切していません。日本のように教科書・ノートが教科ごとにあるわけでもなく、クロームブックで全て完結しているため、課題やレポートが何なのかも全く把握していない、ズボラ母です。
しかし!未提出の課題が続いたり、成績が大きく下降しているときには教科担当の先生から親に直接メールが来ます(汗)。わが子の場合は、理科の先生から何度かメールをいただいていしまいました。

日本の教科書とは違って、数学は一年中「algebra / アルジブラ(代数学)」、理科は「phisics / 物理」を学んでいた8th。具体的に言うと、わが子は(一応アドバンストクラスなので)数学Algebra 1 のクラス、9th grade相当を履修していました。内容は二次関数や二次方程式、理科は音や光の速さや進み方など、日本の中1~3年相当の教科書にまんべんなく出てくる内容ですが、一年間その分野にだけ絞って学んでいます。

| 英語 | 日本語での分野 | 内容 |
| Linear Equations and Functions | 一次方程式・一次関数 | (y=ax+b) のグラフ、傾き、切片、連立方程式など |
| Exponent | 指数・累乗 | (2^3)、(x^5)、指数法則((a^m \times a^n=a^{m+n}) など) |
| Inequalities | 不等式 | (x>3)、連立不等式、不等式の解法 |
| Quadratic Functions | 二次関数 | (y=ax^2+bx+c)、放物線、頂点、最大最小 |
| Exponential Functions | 指数関数 | (y=a^x)、指数的増加・減少、複利計算など |
数学の専門用語は、もはや私も英語で言われてもサッパリわかりません。逆に子どもは、もはや日本語の意味を日本語の教科書で見ても理解できているのか怪しいです…。

学年感覚でいうと、各単元の履修目安は以下の通りです。
Linear Equations and Functions → 中2~中3の一次関数
Exponent → 中学後半~高校数学I
nequalities → 高校数学I
Quadratic Functions → 中3~高校数学IExponential Functions → 高校数学II
まるで「先取り」しているようで非常にかっこよく聞こえますが、代数なら代数だけを一年間みっちりやるので、日本では高校生でやるような範囲も含んでいる一方で、図形の証明、相似や合同、立体図形など、数学は日本にいたらとっくに習っているはずの分野や単元も、ミドルスクールでは「未修」のまま修了です。なぜなら図形全般はGeometry(図形)に分類され、一般的には10th grade相当の学年で履修します。

数学2B~3Cなどの非常に難しい発展的な内容は、APコースを履修している生徒のみが勉強する内容となっていくようです。ちなみに、子どもの同級生(韓国人)は今年Algebra 2を履修した子もいるそう。ベクトルや三角関数、複素数など、日本の「数学I」「数学II」相当でしょうか。
最終的に日本の中学校や高校に編入学する場合、履修範囲や内容、日本のカリキュラムとの一致・不一致について、注意深く見ていく必要があります。
Promotion Ceremony (進級式)とプールパーティー!
戦争のせいで、最後の最後まで何もかもが”uncertain”のまま突き進んできた、8th gradeのミドルスクール生活。無事にpromotion ceremonyの日を迎えられただけで、本当に感慨深かったです。

学校のauditoriumにて開催されました。卒業生が全員ステージに座るという斬新なスタイル。在校生と保護者は観覧席に着席しました。
ちなみに、8thは一学年43人。非常にこじんまりしています。2023年10月の戦争を皮切りに、どんどん生徒は減る一方…。それでも、この人数を4つのグループに分けて授業やホームルームを行っているのです!先生対生徒の比率は、1:11という手厚さです。

会場の入口で、事務の先生がプログラムを配布していました!生徒経由で事前配布が主流の日本とは大違いですね…。ホールにはクッキーや紅茶、コーヒーなどのリフレッシュメントも用意されていました(どのイベントでも必ずあります)。「式典」というよりは「集会」という方が近いような、非常にカジュアルな集いでした。
今年は、ミドルスクールの学校長がわが子のアドバイザリーティーチャー(ホームルームの担任のようなもの)だったのですが、冒頭で子どもたちに送った言葉がムネアツすぎて、かなりジーンときました。学校長挨拶で泣きそうになったのは初めてです。

服装(ドレスコード)は、白、黒、ネイビー。すごい適当です。(笑)
男子は白ワイシャツに黒いズボン(日本の中学生と変わらない)ですが、女子はとてもセクシーなドレスを着ている子も多くて、高校生の卒業式と見間違えてしまいような大人びた子が多かったです。壇上でも、腕組&脚組の座り方も許容されるという…!微動だにしない日本の中高生の「入学式・卒業式」は立派過ぎです。
私が一番驚いたのは、卒業証書的なcertificate(プリントアウトしただけ笑)をもらうときに、呼名をしていたのがクラスメートだったこと!司会者の男の子(=ceremony committteのメンバー)が最初から最後まで一人でこのイベントを取り仕切っていて、すごく立派でした。
セレモニー自体は40~45分程度で終わり、あとは会場の外に出て自由に撮影タイム!
日本で3月に行われる卒業式も、運が良ければ桜が咲いていて非常に良い季節ですが、新緑&燦々と降り注ぐ太陽光に包まれた「6月卒業」という季節も、希望に満ち溢れていてとても素敵でした。

ちなみに保護者の服装も、奇麗目なワンピースを着ている人もいれば、Tシャツにデニムパンツという装いの人まで本当に様々!日本で買った「セレモニースーツ3点セット」的なものもイスラエルに持ってきたのですが、まったく出番がありませんでした。(笑)
ここで、親は帰宅。生徒たちは学校のバスに乗って、「プールパーティー」の会場へと移動していきました。

イスラエルの文化なのかわかりませんが、誕生日パーティー、送別会、スポーツデーなどのイベントを、「プール」を貸切って行うことがよくあります。この日は、学校近隣のプール会場で、放課後から夕方まで2時間半程度遊んで帰ってきました。(帰りのスクールバスも臨時便アリ)
気候はすっかり夏なので(27℃程度)、プールで泳ぐのもとても気持ちがいい季節なのです!謝恩会(プロム)などかしこまった行事は一切なく、子どもたち&先生だけで楽しい時間を過ごして解散!という、とても合理的な進級イベントで、楽しい思い出ができて何よりです♪
およそ二か月間、夏休みに突入!
プロモーションセレモニー、そしてイヤーブック配布も終えて、今年度も修了しました。Student’s Report Card (いわゆる通知表)は今週に入って(夏休みが始まって)からウェブ配信されたのですが、なんともオマケしてもらった成績だったように思います(^^;)
高校の先生(EAL)からは、夏休みの間に読んでおく課題がメールで送られてきました。親宛にも送られてきているということは、きちんとモニターしてくださいというメッセージだと受け取りました。
この夏こそ、日本に一時帰国するつもりです!親子共にイスラエルから離れて、心から安全だと感じられる場所で心身のリフレッシュが必要です!!かたや、夏休みあるあるですが英語を全く使わなくなる生活が始まってしまいました…。私もですが、日本にいると英語もヘブライ語も、何もわからなくても生きていける心地よさを感じられるのはありがたいと思う一方で、英語を使う機会がゼロになると、反射神経がどんどん鈍っていきます。うちは日本語の勉強もおろそかにしているので(というかゼロ)、せめて日本に帰ったら母国語での学習も取り組んでほしいのですが…モチベーションゼロです。
当面の間は、ワールドカップ視聴を楽しみたいと思います!毎日寝不足気味ですが、深夜のゲームもダラダラ見られるところも、子どもの学校が夏休みというメリットの一つです♪怒涛の半年間を生き抜いてきた2026年、夏の間にまさに「英気を養いたい」と思います。

