遠路はるばる日本からイスラエルにやってきたその日に、子どもが大切にしていたニンテンドースイッチを失くした話です…。異国に来て早々、ゲーム機を失くしてしまって、こどもは本当にメンタルやれれ、私もかなりショックだった件です。ですが繰り返します。テルアビブでは、お金を出せばニンテンドースイッチは購入できます！
自宅に着いて早々、スイッチがない！と大騒ぎ
ロングフライトと果てしない荷物のピックアップを終えて、新居にたどり着いてすぐのことでした。自分の手荷物（リュックやらハンドバッグやら）を開いてみたら、スイッチのゲーム機がなくなっていたことが発覚！スーツケースも全て確認したけど、どこにもない…。子どもが機内でもプレーしていたので、最後に使ったのは飛行機の中。着陸して座席周りをしっかり確認したつもりでしたが、座面の間とか、足元とか、どこか暗がりに落としてきてしまった可能性が非常に高まりました。とりあえず、遺失物の問い合わせの時間を確認して、電話で聞いてみることに。
Lost and Foundにたどり着くまでの険しい道のり。
まず、エルアル航空のホームページを確認してみると、やはりWhatsAppが推奨されているので、とりあえずメッセージしてみました。案の定、「お問い合わせ件数が殺到しており・・」のメッセージ（英語）が表示されるので、とりあえず待ってみることに。数時間経過して、「Lost and Foundはこの番号に電話して下さい」という案内が来ました…。いやそうじゃない。電話番号はわかってるんだ。電話がつながらないからメッセージしたんだが？というやり取りに…。
今度は、ベングリオン空港に掲載されているLost and Foundセクションの電話番号に電話してみました。朝８時からオープンとなっていたのでかけ続けてみたのですが、20分以上誰もでない。ずっと保留音が流れます。8時半を過ぎてようやくつながった、と思ったら、電話に出たスタッフに「Lost and Foundは9時からだから、9時を過ぎてから電話して」と言われて終了。。。。振り出しに戻る。
さて、９時を過ぎたのでまた同じ番号にかけてみたところ、今度は30分以上保留で誰も出ない…。電話をスピーカーにしてずっと待ち続けていましたが、通話料だけ取られて全く電話に出ないサービスってなかなかです。（ちなみに私は現地通話は無料のプランに入っています）そしていざ‼電話に出てくれた！どうやら私が電話していたのは代表番号で（空港ホームページで確認）、「Lost and Foundにつなぎます」と言われてさらに待たされること10分！ついに！！つながりました。
落とし物の特徴とフライトの時間だけを伝えて、「それらしきものはないです」で終了。
電話に出たスタッフには、フライトの予約番号や名前など聞かれることもなく、何を探しているのか、どんな見た目なのかだけをざっくり伝えて、「今見てくる。」と言われて届いているものをチェックしてもらいました。数分後に電話口に戻ってきて、「清掃も終わったフライトだけど、スイッチみたいなものは届いてません。そーりー。」終了。一時間以上、電話につながるまでにひたすら待機したのに、ないです、で終わった問い合わせ…やるせなさだけが残りました。。。
諦めきれない私は、WhatsAppでしつこく連絡。Lost and Found専用メール、国内エージェントへの協力を要請。
いや待って、スイッチらしきものはないです、ごめん。でおしまい、というのは、どうなのよ？？その問い合わせ情報が私の予約番号とかエルアルのフライトクラブメンバー情報とかに引き継がれるとか、そういうのは一切ないの？？と思ってしまったのです。期待してしまったのです、イスラエルのカスタマーサービスに。
ここで今となって思うのが、これを塩対応ととらえるのか、日本のサービスが過剰ととらえるか、そういう価値観の問題なのかな？ということ。対応してもらって当たり前、なくしたものがでてきて当たり前、ちゃんと対応してないと感じたらクレーム言って当たり前。そういうのが当然になりすぎていたのかも？と気づくきっかけになりました（あくまでポジティブに！）。もともとは、失くした私の責任であると言われたら、それまでなので。
それでも、往生際の悪い私は、画像添付してメッセージやメールをしたのですが、かろうじて返事があったWhatsAppからはまた、Lost and Foundの電話番号が送られてくるという堂々巡りでした(笑)。オンラインフォーム（メール）はもちろん返事が来るわけもなく。東京のエージェントの人からは、お力になれず申し訳ございませんという大変ご丁寧な返信を頂き、、あ、私はこういうのを期待してたのよ、と自覚しました。でもここは、いろんな意味で日本ではないのです。清掃作業員が届け出たかどうかなんてわかりませんし、そもそも私たちが飛行機を降りたあとに、ほかの乗客が拾っていたら、そのまま持ち去った可能性だってあります。良くも悪くも外国なんだなぁと…。年末にディズニーランドに行ったときにスマホを落としてしまったのですが、落とした！と気づいて30分後には私の手元に戻ってきたオリエンタルランドのおもてなしマインドは、やっぱり格別だったのです。ないものはない、落とした方が悪い。そう割り切るしかないのです（涙）。
こうなったら、新しいスイッチを買うぞ！
なんと。テルアビブ市内にはニンテンドーストアがあります。ちなみにスイッチは、家電ショップでも普通に取り扱われているので、どこでも買うことができます。なんとなく信頼度の問題で、オフィシャルショップでの購入を決断しました。ここのストアはコンビニサイズくらいの店舗面積ですが、店員さんはみんな英語ができて、スムーズにお買い物できました。ポケモンカードやポケモンの人形、マリオのぬいぐるみなども売っていました。
驚きのお値段ですが！！！
ノーマルタイプの本体＋ジョイコン２つセットは、NIS1549。64,000円です。ちなみに、日本で売ってる普通のスイッチはアマゾン価格で32,970円。要するに２倍の値段です。
ニンテンドーイスラエル公式オンラインでも紹介されていますが、なぜか特定のソフトとのセット販売はとってもお安くなっています。Nintendo Sportsと、有機ELモデルのセットでNIS1699、約７万円でお買い上げ～。痛い勉強代となりました…。
日本を出国する直前に、micro SDカードを容量の大きいもの(256GB)に変えて、新しいソフトも購入して、さらにニンテンドーオンラインにも久しぶりに加入して、準備万端で出発したのですが…全部、買い替えるはめに（涙）しかも、カバーの中にいくつかのソフトが入っていたので、それらも全て紛失です。悲しすぎる…。
結論。ソフトはダウンロード版購入を推奨。データお預かりサービスから復元できます。
物理ソフトがなくったり壊れたりすると、もう遊べませんが、ダウンロード版のソフトだったらもう一度復元可能です。マイニンテンドーアカウントがあれば、新しい端末にソフトのダウンロードできて、さらにセーブデータお預かりサービスを利用すれば、前に遊んでいたところから始められる、という神対応。ニンテンドー様、さすがです。
諸々の再購入で、数万円に及ぶ痛手を負ったわけですが…子どもだけではなく、私もゲーム好きなので、これはこれで必要経費だったと思うことにします。海外での持ち物紛失は、基本出てこないことを胸に刻んだ一軒でした。
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