ぶらり一人散歩日記 in Tel Aviv【ヤーコン川編】

テルアビブ散歩

こんにちは。このところ、外交情勢が非常に不安定で緊迫した状態が続いているイスラエルです。私の日常には特に変わったこともありませんが、ミサイルだのドローンだの物騒なニュースを連日目にすると、心がざわつくこともあります。さて本日のテルアビブ、気温27度、日差しが強いです。光化学スモッグに覆われたような霞んだ空模様。どこまでも広がるskycraper、四車線道路に排気ガス、鳴り響くクラクション。歩きたばこも全然オッケー、たばこというかマリファナっぽいもの吸ってる?という人ともすれ違うし、あちこちたばこのポイ捨てだらけ。そんな、あまり空気がいいとは言えないテルアビブ都心ですが、思ったよりも緑が多く、自然豊かなところです。

今週の目標「脱・引きこもり」

話が少しそれますが、久しぶりの駐在生活がスタートして思い出した感覚があります。それは「無限に時間があること」。ぜいたくな悩みだとは分かっています。でも、切実な問題で、どうやって(自分にとって)有意義な時間を過ごすか?という手立てを講じるのは、駐在生活をポジティブに乗り切るコツでもあるわけです。いろいろな制約の中で仕事をすることもできず、かといってそんなに山ほど家事があるわけでもなく、下手するとぼんやりとテレビやネットを眺めていると半日くらいあっという間に過ぎているのです。ちなみに今日だって、家の外には出ましたが家族以外とは誰ともしゃべってすらいません。これが数日間だけの休日だったらまだしも、明日も明後日も、下手したら一か月後もずっと同じ生活である可能性が大、と想像しただけで、ちょっと憂鬱になってくる要素でもあるのです。

外出するとは言っても、やはりヘブライ語の障壁はかなり大きく、何不自由なく楽しく暮らす、というところに至ることは無理なのでは?という暗い想像をしてしまうわけですね…。ですが、グーグルマップがあればとりあえずどこかには出かけたり買い物したりはできますので、そういうちょっとした「用事」と「外出」の積み重ねで、少しずつイスラエルに馴染んでいきたいなと思うのです。

ちなみにローカルレベルの治安の面からすると、アジア人一人で街を歩いていてもヘイトや差別に出くわしたことは(これまでのところ)ありません。こどもだけで遊んだり出かけたりしている集団も見かけるので、わりと穏やかな街かなという印象です。

新緑を求めてヤーコン川へ!

現在、私の移動手段は徒歩または公共交通機関。運動不足解消のため、そして道を覚えるためにも極力歩くようにしています。今日は思い立って「ヤーコン川(Yarkon River)」という市内を流れる川およびそのほとりの公園に行ってきました。自宅から片道徒歩40分くらいの距離にあります。

ウィキペディア情報ですが、Yarkonとはヘブライ語でGreenishの意味だそう。その名の通り、川のほとりは自然豊かで、見たこともない野鳥がたくさん鳴いていました。南国風の鳥や草花を見ると、中東に来たのだなぁという気がします。

あちこちにハイビスカス(のような花)が咲いている
桟橋より望むヤーコン川
キツツキ?みたいな鳥が地面に穴を掘っていました
遊具がたくさんありました。赤ちゃん連れのママもたくさんいました。

川沿いの公園は幹線道路の真横ですがとても静かで広く、ジョギングやサイクリングを楽しんでいる人もいました。イスラエルの歩道は、自転車専用道路と分離されている区間が多いので、けっこう安全に歩けます。気温が高くて歩くと汗ばむほどの陽気ですが、日陰はとても心地よく、今度行くときはレジャーシート持参で行こうと思います。

高台から少し振り返ると高層ビル

テルアビブ市内の交通事情

市内中心部はバスがかなり発達していて、市内の移動だったら車がなくてもどうにか移動できる感じです。道もそんなに複雑ではないので、幹線道路沿いをまっすぐ歩けば、だいたいの目的地に着けます。

標識は三か国語

大きな通りは、だいたい英語表記もされているので、グーグルマップと照らし合わせて動けば大丈夫です。アラビア語も併記されています。

大通り沿いも緑がいっぱい。

車道・自転車道・歩道と分かれていて、自転車専用の信号もあります。ちなみに歩行者は、赤でも車が来ていなければガンガン渡っています。私はついつい、道路を渡るときに右を見てしまうのですが…イスラエルは左ハンドル右側通行なので、車来てない!と思っても左からガンガン来ていたりするので大変危険です。笑

セグウェイ?が大流行

自転車専用道路は、自転車よりも電動キックボードやセグウェイが数多く走っています。自転車屋も、セグウェイ屋(?)も非常に多いです。これだけの交通量と渋滞に巻き込まれるくらいなら、自転車の方が絶対に早いだろうなとは思います。このセグウェイ風の乗り物は、街中のいたるところでレンタルしています。勝手に乗り捨ててる?という車両もたくさん見かけますが、woltの回収車も見たので、本当はある程度の駐輪スポットは決まっているのでは?と思います。

この電動の乗り物、ノンヘル、サンダル、二人乗りなど、なかなかの危険運転が横行しているので私が乗るのはちょっとハードルが高いです。そして、この使い方の説明がすべてヘブライ語なのが最難関。おそらくアプリをダウンロードしてかざす。みたいな方法でシェアライドできるのだと思われます。

シェア自転車もあります

日本でよく見かける、子ども乗せのTHEママチャリを漕いでいる人もみかけます。私も自転車が欲しいのですが、今住んでいる家(集合住宅)は駐輪場がないため、勝手に自宅前に停めている人が大半。

これだけ様々な交通手段が発達しているテルアビブ市内ですが、私は敢えて徒歩で頑張ります。笑

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